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6 1年の印象 ページ6

虹村side


「ねぇーあの人本当にすごいの?」


結城爆発を確信した翌日の休憩中


1年の会話がふと耳に入った


「あの人?」


「あー...あれだろ?なんだっけ...マネージャーの...頭?」


「あぁ...マネージャーリーダーの結城さんか」


結城の名前が上がりなんとなく耳を澄ます


「見た限り、仕事を的確にこなしているのだよ」


「でも、それだけなんだよなー...

さつきはあの人の事べた褒めだったけど」


「それにしても紫原からそんな話が出るなんてね」


「だってーあの人よくわかんねーんだもん、お菓子取り上げたり逆にくれたりすんだもん

あとーあの辺の女子がマジムカつくってめっちゃ言ってたー」


あの辺のと言って指さしたのは、


昨日結城が目を向けていた状況と同じだった


「...なるほどな

だが、お菓子に関しては休憩中に食べようとするお前が悪いのだよ」


「悪い人では無いことは確かだね

まぁ俺にもあまりわからないのだけど」


「あー赤ちんなんか気に入られてたもんね」


「年下好きなんじゃね?

そんなよくわかんねー人を彼女にする虹村さんもかっ?!...いってーーーー!!!」


「誰が誰の彼氏だって?」


こいつの口から彼女というワードが出た時点で青峰の背後に回り込み、俺の名前が出てから拳骨を落とした


「でも実際、仲がいいですよね」


「ただの幼馴染だっての!...ったく」


1年にまでその印象ついたか...


はぁ...とため息をつく


「痛てぇ...虹村サンぜってえ話聞いてただろ!」


「あーまぁな

結城のすごさなら、後...30秒後、見てりゃわかる

最初に言っておくとあいつは...



無類のバスケ馬鹿だ」


そう言って結城の姿を探すと"あの辺の女子"のところに向かう後ろ姿が見えた


あー...もっと短かったな


そう思いつつ、事の展開を予想してため息をついたのだった

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とみっちゃん(プロフ) - なぱたさん» ありがとうございます(感動) (2019年7月27日 0時) (レス) id: 207ae5c547 (このIDを非表示/違反報告)
なぱた - 好きです(切実) (2019年7月25日 20時) (レス) id: 94a2213700 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とみっちゃん | 作成日時:2019年2月18日 23時

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