先輩と後輩の壁【赤司征十郎】 (ページ4)

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4 自己紹介！ページ4

虹村side

コーチが話し終えたぐらいで主将が２年３年のマネージャーを含めた部員を集めた

「一軍入りの1年なんてこれまでなかったからな…

まぁいい、一応自己紹介頼む」

1年生が自己紹介していくのを聞いている

静かだな...と思い横を見ると結城は手で顔を覆っていた

「おい、挙動不審だぞ」

『はぁ...可愛い...しんどいぃぃぃい』

少し心配した俺が馬鹿だった

コソコソと話してるうちに主将の紹介が終わったらしい

「よろしくな

入ってきて直ぐ言うのもアレだが、うちは入れ替わりが結構ある

余裕ぶっこいてると直ぐ二軍行きだ

だから...そうだな

まず始めは俺と副主将、マネージャーリーダーぐらいは覚えとけよ」

一斉に集まる視線

あー3年の副主将休みだったか...

「2年副主将虹村修造です

よろしくお願いします」

当たり障りなくすました

何気なく横を見ると...まだ顔を手で覆い少し俯いていた

「えっ虹村まさか…Aを泣かした...の？」

沈黙の中で先輩マネージャーが口を開いた...って

「んな？！してないですよ！

ほら！お前もなんか言え！」

『虹村…君に...ﾋｯ...泣かされまし...ｸｸ...た』

「結城てめぇ！！！！」

女の子を泣かせちゃだめだろーとか俺を非難する言葉を笑いながら言って来る

こいつに助け求めんじゃなかった(白目)

『はじめまして1年生諸君！

私はマネージャーリーダーをやっている2年の結城Aといいます！よろしくね！

...あーもー無理！虹村ぁー、ハゲそう』

「し、る、か」

最初は普通だったがやっぱりこいつはこいつはだったと呆れてると再び先輩の声

「やっぱりお前ら付き合ってるだろ」

度々言われるこの話題...だが

「何回も言ってますが、

幼馴染ですって！」

『にじむー必死...ﾌﾊｯ』

唖然とする1年、笑う２年３年

こうして、帝光中バスケットボール部は新入生を迎えた

(1年空気...)