先輩と後輩の壁【赤司征十郎】 (ページ2)

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2 こいつというやつはページ2

虹村side

新入生の測定をしながらそっとため息をつく

『やぁやぁ、お疲れのようだね

調子どう？』

元凶はてめぇだろ

そう思いながらそいつを睨むがケラケラ笑ってやがる

邪魔しといて反省の色は見えない

そもそも、今日は新入生のふるい分けの日なのだ

「はぁ...結城、なんであの時来た

お前も仕事あっただろ」

ジト目で見れば、目が泳ぎ出す

『あー...本当は説明任されたんだけど…ね？

...後輩が可愛すぎて可愛いしか言えなくって追い出された』

「...アホか」

帝光中学校バスケットボール部、部員数は100を超える強豪校だ

選手はもちろん、マネージャーだって多い

となれば、選手を主将がまとめるように、マネージャーにもその立場は必要である

「...マネージャーリーダーがそんなんでいいのか？」

『なりたくてなったんじゃないもん

てか、次期主将に言われたくないね』

俺が次期主将というのは所詮噂だから置いといて

このアホは一応マネージャーの中でトップだ

『リーダーより総監督の方がかっこいいかな』

.....こんなアホだが、すごい時はすごい

ぜってえ言わねーけど

『で、1年生どう？』

「あー、何人かいいかもな」

『そうなんだ...

楽しそうじゃん』

そう言って舌なめずりをして笑う

場面によったら勘違いするセリフと表情だ

それを見てまたため息を吐く

加えると、こいつは無類のバスケ馬鹿だ

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マネージャーリーダーは勝手に作りました

文字通り、マネージャー代表です