先輩と後輩の壁【赤司征十郎】 (ページ16)

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虹村side

俺の2年目の夏はあっという間に過ぎていった

全中では1年の活躍もあり、優勝を果たした

そして、先輩方は卒業し、俺は主将になった

副主将は赤司、まぁ予想通り

何回か昇格テスト経て、メンバーの入れ替わりがあった

1年の1部が抜きでているが、全員帝光中学バスケットボール部一軍の実力を持っている

『いざきー！さぼんないのー！』

「げ、うるせぇのが来た」

...問題児がいない訳では無いが

灰崎祥吾、問題児

そして結城はそんな事関係無しにあだ名をつけて絡みに行く

あぁ結城についてか

あの日から

『水分補給しっかりしてください

はい、ドリンク』

「ありがとうございます」

赤司を避けなくなった

少なくとも、赤司を重ねることはやめたようだ

根本的解決には至ってねーけど

...まぁそれは置いといて、

大会でピリピリしていたこともあってか部員同士の会話が減った

結城はいつもどうり笑顔を振りまくが会話は減ったように思える

それでも練習はできているし、連携もできているから問題はない

どちらにせよ

『あー、未だに後輩という可愛さにハマってもはや、尊い...』

「あー、へいへい」

『ねー虹村ぁちゃんと聞けよー！』

結城は俺に対しては相変わらず話し続けるから関係ない