第二十九話 僕の、他人の ページ30
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紅覇)「・・・やっぱり、可愛い」
アリババ)「は?」
シンドリアでの午後。綺麗に花が咲いた庭が見渡せるテラス席でアリババと3時のおやつを食べる。
甘いケーキをフォークで切りながら、庭のお花に水をやるAを見て改めて思った。
紅覇)「Aは可愛いんだよ。従者としても凄いけどさやっぱり僕の嫁になるべきだよね」
アリババ)「どうした」
人懐っこく話しかけてるアラジンに笑顔を向けるAは、見惚れるほど綺麗。
紅覇)「・・そうじゃないなら、可愛いすぎても不安になるだけだもん」
小さくそう呟いて、一口ケーキを食べる。甘くて大好きなケーキのはずなのに僕の眉は寄る。
アリババ)「可愛くないほうが良かったってことか?」
紅覇)「えー?」
同じくケーキを食べながら、なんともないようにそう言ったアリババに思わず呆れたような声が出てしまった。
紅覇)「僕は”A”が良いの!可愛いとか可愛くないとかの問題じゃなくて、僕はAが大好きだから…っ」
アリババ)「?・・・だから?」
もう一度Aに目を向けると胸がぎゅっと締め付けられた。
紅覇)「だから、Aが他の人に取られちゃわないか心配なだけ」
アリババ)「うん、それは無いとは言えない」
紅覇)「ちょっとぉ・・」
はあと溜息をついて残りのケーキにフォークを入れる。「まあ頑張れ」と他人事のように笑うアリババ。
アリババ)「そういえば、また一週間後に大きい祭りがあるらしいぞ」
紅覇)「へー賑やかな国だね」
アリババ)「でも楽しいよな」
ここで『紅覇様!』というAの声が聞こえてきた。僕は笑顔でAに呼びかけ手を振る。
あ)「お手伝いで少し街へお遣いに行ってきます!紅覇様はどうなさいま(
紅覇)「一緒に行くに決まってる!!!」
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白鈴(プロフ) - マギ大好きさん» めっちゃ笑ったwエンジェル紅覇わかる、ベッドに舞い降りてきてほしいですね← コメントありがとうございます! (2015年5月12日 19時) (レス) id: 15310db6cc (このIDを非表示/違反報告)
マギ大好き - 紅覇ぁぁぁぁぁぁ/// 可愛い(`・ω|・´)♭ myエンジェルベッドで楽しい宴を(鼻血) (2015年4月29日 21時) (レス) id: eb40757d9c (このIDを非表示/違反報告)
白鈴(プロフ) - ソフィーナさん» ありがとうございます!嬉しいです(≧∇≦)可愛いだけじゃなくかっこいい紅覇もアリですよね!更新頑張ります!! (2014年12月31日 16時) (レス) id: 15310db6cc (このIDを非表示/違反報告)
ソフィーナ(プロフ) - とっても楽しいです!更新頑張ってください(o^−^o)紅覇がとってもカッコいいです!!!これからも、応援します!!!!! (2014年12月27日 22時) (レス) id: cdbf2fabbf (このIDを非表示/違反報告)
白鈴(プロフ) - 彩香♪さん» ありがとうございます!!鼻血気をつけて下さいw 更新遅くてすみません(>_<)応援とても励みになります!これからも出来るかぎり全力で頑張ります!! (2014年12月13日 20時) (レス) id: 15310db6cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白鈴 | 作成日時:2014年4月19日 19時