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第十一話 従者 ページ13

紅覇)「うぅA〜A〜A〜っ!」


紅明)「少しは集中したらどうですか?」


紅覇)「無理だよ明兄ぃ!Aに会いたいって気持ちを我慢したことないもん」


紅明)「はあ、まったく。貴方がそんな調子だからAも貴方をほっておけないのではないですか?」


紅覇)「どういうこと?」


紅明)「いつもあなたのことばかり考えて、自分のことは二の次です。従者といってもここまでしてくれる人はなかなかいませんよ」


紅覇)「え?そんな風に考えたことなかったなぁ」




たとえそれがAのいう恩返しのためだとしても、僕はすっごく嬉しいや。




紅覇)「もー明兄がそんな話するから、余計Aに会いたくなったじゃん」


紅明)「なら早く仕事を終わらせなさい」


紅覇)「は〜い」




明兄の監視のもと机に向かって仕事をする。しばらくて、ふと明兄に聞いてみたいことが思い浮かんだ。




紅覇)「ねぇ明兄」


紅明)「なんですか?」


紅覇)「Aはなんで僕に尽くしてくれるのかな?やっぱり従者だから?仕事だからかな?」




明兄が少し考えるような素振りを見せる。




紅明)「私はAではないのであくまで推測ですが、Aは貴方を特別に思っているように感じます」


紅覇)「でもAはよく恩返しだって言うんだ。Aはいい子だから、そういう気持ちで僕に接しているのかな?」


紅明)「ふふっAのこととなると、とたんに真剣になるんですね」


紅覇)「だって真剣なんだもん」




明兄は軽く微笑みながら僕の頭をなでてくれる。




紅明)「確かにそれもあるでしょう。でもそれだけじゃないような気がします」


紅覇)「?」


紅明)「Aの目を見ていたら分かります。Aは紅覇を見るとき、とびきり優しい目をするんですよ」


紅覇)「え?」


紅明)「だから紅覇はAの期待にこたえられるような人にならなくてはいけませんね」


紅覇)「えへへ、Aのためなら僕はいくらでも頑張れるよ」




と、ちょうどそのとき部屋の窓からAの姿が見えた。




紅覇)「あーAだぁ!」


紅明)「え?」


紅覇)「可愛いなぁ可愛いなぁ。ねぇ見てよ明兄!」


紅明)「はいはい。早く仕事をs((


紅覇)「Aに触りたくなっちゃった!ごめんね明兄!少しだけAのところ行ってくる」


紅明)「ちょっ紅覇!?」




明兄の呼ぶ声にも反応せずに、僕はAのもとへ一直線。




紅明)「…好きすぎるというのも問題ですね」

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設定タグ:マギ , 練紅覇 , 煌帝国   
作品ジャンル:恋愛
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白鈴(プロフ) - マギ大好きさん» めっちゃ笑ったwエンジェル紅覇わかる、ベッドに舞い降りてきてほしいですね← コメントありがとうございます! (2015年5月12日 19時) (レス) id: 15310db6cc (このIDを非表示/違反報告)
マギ大好き - 紅覇ぁぁぁぁぁぁ/// 可愛い(`・ω|・´)♭ myエンジェルベッドで楽しい宴を(鼻血) (2015年4月29日 21時) (レス) id: eb40757d9c (このIDを非表示/違反報告)
白鈴(プロフ) - ソフィーナさん» ありがとうございます!嬉しいです(≧∇≦)可愛いだけじゃなくかっこいい紅覇もアリですよね!更新頑張ります!! (2014年12月31日 16時) (レス) id: 15310db6cc (このIDを非表示/違反報告)
ソフィーナ(プロフ) - とっても楽しいです!更新頑張ってください(o^−^o)紅覇がとってもカッコいいです!!!これからも、応援します!!!!! (2014年12月27日 22時) (レス) id: cdbf2fabbf (このIDを非表示/違反報告)
白鈴(プロフ) - 彩香♪さん» ありがとうございます!!鼻血気をつけて下さいw 更新遅くてすみません(>_<)応援とても励みになります!これからも出来るかぎり全力で頑張ります!! (2014年12月13日 20時) (レス) id: 15310db6cc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白鈴 | 作成日時:2014年4月19日 19時

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