壱 ページ2
「本日は村に立ち寄っていただきありがとうございます！」
「ふふ、元気にしてた〜？」
「は、はい!!
紅覇様のお陰で
毎日楽しく過ごさせていただいています！」
「そっかぁ、
国のために働いてくれてありがとね」
「とんでもございませんっ」
領主さんが、
紅覇様の前でひざまずいて、
手を胸の辺りでがしっと合わせた。
やっぱり、
紅覇様すっごく綺麗だなぁ…
なんて、
私も胸の辺りで手を合わせながら
彼を見てそんなことを思った。
「んんーっ、
疲れちゃった〜」
そう言うなり、
彼は馬から降りて、
私達の間を通っていく。
「皆戻っていいよ〜
僕は一旦休むしぃ」
国が御用達の宿屋。
それが、
唯一、私達の村で誇れるものだろう。
私の家、
なんだけどさ。
今日はね、
紅覇様が私の家の宿屋に泊まるの。
考えられないよね。
今まで、
偉い人がたくさん来たけど
今回が一番嬉しい。
私もたくさんお手伝いしなくちゃ。
「紅覇様っ、
こちらでございます」
お母さんがそう言うなり、
紅覇様は微笑んで入って行った。
私も行こう。
彼の従者さん達の後に続いて、
私の自宅である宿屋へ入った。
すると、
お父さんが私に近寄ってくるなり
耳打ちをした。
「Aが紅覇様のお世話係だよ、
気ぃ引き締めて頑張れ…！」
なんて、
笑うお父さんの言葉。
応援してくれるのはありがたいけど、
そんなこと言われたらもっと緊張する。
「うんっ」
お父さんに返事をすると、
私は紅覇様の前に向かった。
「こんにちは。
今回案内等々させていただきます。
Aと言います、よろしくお願いします」
「うん、よろしく〜」
あぁ、
また話せた。
やっぱり綺麗だなぁ、
近くで見ると、余計にそう思う。
「あれ？ 君さ
レラージュで会った子じゃん？」
.
まさか、
彼の口からそんな言葉が出るなんて。
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ろい - すっげー面白いわ。続きが気になりますわ〜。がんばってね〜。僕も(女ッス）マギ愛は負けないよ！！ (2015年11月6日 11時) (
レス) id: aa5573684f (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - 堕天使ジュダアリさん» コメントありがとうございます!! そう言っていただけて幸いです！ 更新頑張ります!! (2015年10月25日 20時) (レス) id: 78a494227f (このIDを非表示/違反報告)
堕天使ジュダアリ - 続きが気になりますわぁ〜頑張ってね！ (2015年10月25日 19時) (レス) id: 50b4e17dd3 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - 蓮桜さん» コメントさんきゅ!! 今ね、姉者に1〜10巻貸してるから返ってきたら貸すよ!! えと…読めるっちゃ読めるかな('∀'` (2015年10月25日 18時) (レス) id: 78a494227f (このIDを非表示/違反報告)
蓮桜(プロフ) - マギちゃんと見なきゃな…全くわからん…わからなくても読める？無理よね。(自問自答 (2015年10月25日 18時) (レス) id: 5ca57593a0 (このIDを非表示/違反報告)
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