胡蝶家長女

17,童磨 ページ17

『…もう鬼はいないわね』


今日は１人で任務にあたっている


この森のほとんどの鬼の頚を斬って
今から蝶屋敷へ戻る予定だった




童「やぁやぁ、花柱さん。妹さんの調子はどうだい？」




『…童磨！！』



こいつは私が最も憎んでいる上弦の弐
童磨




童「わぁ！名前で呼んでくれた！嬉しいなぁ」



『…妹を、よくも！』



童「いや、だからあれはさ。俺が血気術で
君を殺そうとしたときに妹が勝手にくらっただけなんだよ。」




やっぱり、私が血気術にあたっていれば…

罪悪感が一気に押し寄せてくる


童「大丈夫〜？」



『大丈夫なわけないでしょ』



童「ユズちゃんも結構強くなったんだろう。俺と勝負しよう」



『…ええ』



カナエの仇を打つため

これ以上被害を出さないため



『…花の呼吸 弐の型 御影梅』



童「お〜綺麗だね」



『うるさい！』



なんで効かないの…

なんで死なないの…


こんなに頑張っているのに

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