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百年とちょっと。我が
『はぁ...全く分からん』
一面の花畑、いつだって愚鈍な色の空。たまにとんでもないくらいの大雨が降る癖に、決して沈むことはない。健気でどうしようもなく優しくて、でも時折とんでもない思い切りと開き直りを見せる。
『矮小な心で願う程度の事が叶うなんて。良く言ってくれたよなぁ、本当に』
『......』
返事はない。当然だ、彼女は今ここに居ないのだから。けれども、僕以外の得体の知れない存在がひとついる。意志はあるようだが返事をしないそいつに僕は話を続ける。
『うちの子は生真面目な努力家なんだ。普通の奴よりもよぉく願いが叶うでしょ』
尸魂界も護廷十三隊も好きだった。少なくとも嫌いではなかった。それなのに全部捨ててあの男についた。どんな形であれ、藍染惣右介の力になりたい。できるなら傍にいたいけれど。そのままの彼奴が幸せでいられたらいい。彼女はそんな事ばかり思うのだ。しかも、意外と脈アリで随分歪な形でそれらが叶ってしまったのだから僕としてはなんとも言い難い気分。少しだけ流れ込むあの男の感情は彼女を苦しめるだけなのに。自分の事ももう少し大事にして欲しいものだ。
『ねぇ、ホウギョクさん。僕ももう少し願掛けしようか』
実力がある自負はあるが、如何せん保険は欲しくなってしまう。まぁ、ダメならダメで僕が勝手にやるだけだが。
『Aの最期まで、彼女を守りきるのを助けてくれると嬉しいね。......あぁ、後はAがハンペンにならないように頼むよ』
他はいいとして、どうもあの姿だけはいただけない。つい軽く鼻で笑うと愚鈍な空の隙間からほんの少しだけ、碧色が覗き込んだような気がした。
『あぁ、全く。本当に、分かんないなぁ......』
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Night(プロフ) - 初めまして!この小説の藍染様ほんとにかっこいいんです!更新が楽しみでしょうがないです。原作の藍染様!っていうのがほんとに…（語彙力）続き楽しみにしてます！頑張ってください! (2020年3月20日 23時) (
レス) id: a001c22ffc (このIDを非表示/違反報告)
かほり(プロフ) - こんばんは！初コメ失礼します。私自身BLEACHの藍染様市丸ギンがすごく好きなので、藍染様との原作沿いの中の恋物語は最高です！！！続きとても楽しみです！更新頑張ってください！ (2019年6月21日 20時) (レス) id: 6e1ee19266 (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉 - 初コメget!!続き楽しみに待ってまーす!藍染様良いですよね、こちらの作品の藍染様は全然キャラ崩壊してないし話も面白いので一気に読んじゃいました!素晴らしい藍染様をありがとうございます! (2019年5月11日 2時) (レス) id: 29a9ad1ad1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶々 | 作成日時：2019年4月1日 22時
