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張り巡らされた炎の壁で周囲が見えなくなる。今、深呼吸したら、きっと喉や肺が焼けてしまうだろうなぁ。ここでしばらく霊圧だけでで観戦するのも悪くはないだろうけど。好むと好まざるとに関わらず戦況が分かってしまうものだから、いつまで経っても肌が粟立つようなこの感覚は好きになれない。
『いっそ参加したい？』
「...そうかもね」
『わぁお、随分好戦的だね！』
「まだマシだってだけ。...できるなら平和が一番だよ」
『そんな平和を愛するAは男の為に刀を取る訳か。なるほどねぇ』
惣右介さんの話をする時、彼女はとても楽しそうだ。その癖さっきの言葉に関しては触れようとしない。自身が生み出したとはいえ、なんとも厄介な相棒である。
「そう。愛の力ってやつでね」
苦笑いすると、彼女はクツクツと笑う。
『ここに来てようやく吹っ切れたのかな？ ...よく分からないものが埋め込まれてるお陰かな、僕の気分もいいし』
「......気まぐれもここまで来るとなぁ」
『じゃあもう、そうやって言っちゃえば？』
「うん、そうしようかな」
彼女の言葉に思わず頷いた。...全く強引なものだ。けれど、おかげで決心がついた。あぁでも。多分私はこのひと押しが欲しくて私はまたここに逃げたのだろう。彼女もそれを知っていた。
『じゃあ気が変わらないうちに聞いておいでよ。どうせ最期まで一緒なんだ。僕達はいつでも話せる』
「え、それって......」
『はーい、戻った戻った。すぐこっちに来れるのも悪くはないが、今話すべきは君が馬鹿みたいに愛してる男だよ』
目を開けると眼前には相変わらず炎の壁がある。隣には彼がいて、静かに戦況を見ているようだった。相変わらずゾッとするくらい艷麗で愛おしい。思わず息を吸うと、喉の奥が少しヒリヒリした。
「惣右介さん。少し、お話ししませんか？」
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Night(プロフ) - 初めまして!この小説の藍染様ほんとにかっこいいんです!更新が楽しみでしょうがないです。原作の藍染様!っていうのがほんとに…（語彙力）続き楽しみにしてます！頑張ってください! (2020年3月20日 23時) (
レス) id: a001c22ffc (このIDを非表示/違反報告)
かほり(プロフ) - こんばんは！初コメ失礼します。私自身BLEACHの藍染様市丸ギンがすごく好きなので、藍染様との原作沿いの中の恋物語は最高です！！！続きとても楽しみです！更新頑張ってください！ (2019年6月21日 20時) (レス) id: 6e1ee19266 (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉 - 初コメget!!続き楽しみに待ってまーす!藍染様良いですよね、こちらの作品の藍染様は全然キャラ崩壊してないし話も面白いので一気に読んじゃいました!素晴らしい藍染様をありがとうございます! (2019年5月11日 2時) (レス) id: 29a9ad1ad1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶々 | 作成日時：2019年4月1日 22時
