守備範囲外でも愛してる【文スト】

●お泊まり会 ページ4

魔犁威さんリクエストです！お付き合い中で婚約前。


インターホンを押すとすぐに扉が開き、小さな友人が姿を表す。

「A、よく来たわね！上がって！」

「お邪魔しまーす。」

ポートマフィア本部ビルからほど近い超高層マンション。ポートマフィアの持ち物で構成員の一部が住んでいる。森さんの家はそこの最上階。初めて来たけどビル自体が尋常じゃないくらい大きい。

「そこが書斎で、ここがお風呂、ここが私の部屋！」

エリスちゃんと一緒にいないと迷子になりそうな広さ。案内されてエリスちゃんの部屋に入るとやっぱり広い。そして可愛い。なるほど、これならお泊まり会には最適だ。お風呂から上がってお喋りタイム。最初は何処のケーキが美味しいから今度食べに行こうとかだったけど、気づけば私の恋愛相談になっていた。

「Aってほんとにリンタロウのこと好きね。」

「え、あ、そうだけど...。でも、エリスちゃんだって森さんのこと好きでしょ？」

恥ずかしくて頭を埋めた枕から顔をあげてれば、呆れた顔だった彼女が少しびっくりしている。

「そう見えるの？」

「うん。」

「リンタロウが反抗的にセッテイしてるのに？」

エリスちゃんが森さんの異能力による異能生命体なのは知ってる。でも、私の大事な友人なのは何一つ変わらない。不服そうな彼女を見れば反抗的な設定は嫌だと思っていることが分かる。枕を放り投げてエリスちゃんをぎゅうっとする。

「私もね、森さんのこと好きだから分かるよ。」

「そういうものなの？」

「うん。そうだ、今は森さんもいないし森さんを褒めるゲームしよっか！」

「やっぱりAって変ね！」

その日は、夜遅くまでエリスちゃんと森さんの好きな所や互いが知らないちょっとした小話をした。翌日、珍しく森さんが仕事中ぼんやりしていたらしい。




けっこう自由に書いちゃったのでご期待に添えたかな？って感じがリクエストはこんな感じで書いていきますー( ˙꒳​˙ )
エリスちゃんって実は森さん大好きだと思うので書いた話。お泊まり会っていいよね！

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