アイドルとして？仲間として？《7》

最後の言葉 ページ8

トウマの元から離れる
そしてふとケースケ達の存在を思い出した

そう言えば、皆は何も知らないのよね…
少し歩いてしまったが一度止まり、後ろを振り返った


『ケースケ』

ｹｰｽｹ｢な、何…？｣

『私がいなくなっても、ナツメのこと守ってあげて
妖怪達の力を借りて、ちょっと怖い怪奇案件も頑張って解決してよね』


そう言うと｢えっ…？｣と少し目を見開いて驚いているケースケ

ビビりだけど、芯は強い
いざという時にはちゃんと戦える
そんな男の子


『ミッチー、あんまりナツメに迷惑かけないこと
ナイトは姫を守るものなんだから』

ﾐｯﾁｰ｢あ、あぁ、もちろんだ！｣


普段は完璧ただのストーカーで問題ありだけど、ちゃんとナツメのことを大切に思ってる
きっと、彼以上にナツメのナイトに向いてるヤツはいない


『コマじろう、これからもコマさんと仲良くね
毎日見回りして、街の平和を守って』

コマじろう｢分かったゲェロ！｣


コマさんのことを本当に慕っていて、正義感が強い
相変わらずヒョロいけど、悪を許さない心はきっとこの世界のためになる


『トウマ』

ﾄｳﾏ｢A…｣

『貴方のその優しさは、きっと色んな人を救う
私も、救われた一人だから分かる
たくさんの人を笑顔にしてあげて。それがトウマの自信になるはずだから』


未だに不安そうな顔をしているトウマに微笑みかける
そして最後の言葉を放った


『私を見つけ出してくれて、ありがとう』
































































『大好き』

きっと、後悔は→←迷わない

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