【銀魂】松陽さん、愛しています。

二、不老不死* ページ4

―銀時side


銀「…ぇ……まじで…?!
　 A先生、だよな??……ってか、何で全然、変わってねェの…?!」


あ「…ﾌﾌ♪
　 銀時も全然、変わってないわよ。その天ﾊﾟとかｗ
　 随分、悪化したのねｗ」←




信じられない。


A先生はあの時から


本当に何一つ変わっていやしない…。


どういうことなんだ…




銀「…俺は変わったよ、A先生。」


あ「あら、そうだったの」


銀「……A先生、
　 説明しろ。どういうことなんだ」




あまりに変わっていないものなので


目の前いる、


A先生の存在を疑ってしまう…。




あ「……松陽さんが亡くなった、あの時から…
　 わたしは時間が止まったままなの」


銀「…!」


あ「…わたしは歳を取らなくった。
　 簡単に言うと、不老不死になったのよ」




A先生は


明るくそう言う。


何だ、不老不死って…!


そんなこと、ありえるのかよ…。




銀「…嘘だろ!!そんなの!!
　 不老不死だなんて……そんなッ……」


あ「……わたしも嘘だって、最初は思ってた…
　 でも、いくら時が去って行っても……
　 わたしは何も変わらないの……わたしだけ、取り残されたみたいに……」


銀「…」




そういう、


A先生は涙を流していた。




あ「……それが辛すぎて、死のうと思ったこともあった…
　 でも、死ねないの……何をしても
　 わたしは次の日には普通に戻っているの」


銀「A先生…」


あ「…このわたしの気持ち、
　 銀時に分かる…?」




そういうA先生は儚げで


俺は


衝動的に


A先生のことを抱きしめていた…―――。

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