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ワイワイガヤガヤ。



歩いていくうちに、だんだん人口が多くなっていく。

みんな 向かう方向は一緒。




「なんか、多いね…」




「そりゃあ休日だし、結構有名だしね…。



はぐれないように、手 繫ごっか」



悪戯っ子のような笑みを浮かべる翼。



「だ…大丈夫…」


なんとなく恥ずかしくなって、思わず断ってしまった。







「…ごめん、訂正。


俺が手を繋ぎたい」




ニーッ。


さっきよりも笑みが濃くなる。







「あれ、顔が赤いよ。」


「もうっ。からかわないで!」


「ごめんごめん」





謝りながらも手を繋ぐ翼。



…絶対反省してない…。





「ほら、あそこにはしまきが売ってあるよ。」



翼は人混みを掻き分けて、屋台まで連れていってくれる。





やがて目の前には はしまきの屋台が立っていた。





「いらっしゃい。
何にする?」



元気なおじさんが声をかけてくれた。




「えっと…

チーズ入りを下さい」

「俺もチーズで。」


「はいよ。一人300円ね」



お財布から100円玉を三枚取り出して、おじさんに渡す。




生地を割り箸の間に噛ませて クルクルっと巻かれて、ソースとマヨネーズをつけられて 私と翼にそれぞれ渡された。





美味しそう!!





「翼、早く食べよう!」


「まずは座れるところを探さないとね。」






辺りを見回すと、座れそうなところは他の人が座っていた。


翼と歩き回って、やがて人通りの少ない場所に辿り着いたの。




「ここなら 座ってゆっくり食べられるね」


二人で座って、はしまきを食べる。





「美味しい!」



甘辛いソースに 酸味のあるマヨネーズ。

生地の中に入っているチーズが、少し伸びた。

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言の葉*(プロフ) - 希子さん» 希子さん、リクエスト有難うございます!ぜひ書かせて頂きます(*^o^*)返信遅くなって申し訳ありません…! (2017年3月23日 20時) (レス) id: bb943aeb6e (このIDを非表示/違反報告)
言の葉*(プロフ) - みささん» みささん、大丈夫ですよ。自分もよくあるんで…( ´ ▽ ` )返信遅くなってごめんなさい! (2017年3月23日 20時) (レス) id: bb943aeb6e (このIDを非表示/違反報告)
言の葉*(プロフ) - 南さん» 南、ぜひそう呼んで下さい!笑 返信遅くなってごめんね(´・ω・`)優奈さんとは姉妹だったのだな!リクエスト、なるべく早めに消化できるようにするね! (2017年3月23日 20時) (レス) id: bb943aeb6e (このIDを非表示/違反報告)
希子 - アーヤが中2の時に引っ越して3年後くらいにkzと再会するお話が見たいです。 (2017年3月20日 21時) (レス) id: 8ab2d70bd6 (このIDを非表示/違反報告)
みさ - すいません。二個も同じことをアップしていました。すいません (2017年3月20日 21時) (レス) id: 8ab2d70bd6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:言の葉* | 作成日時:2017年3月5日 21時

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