運命の糸 (ページ26)

今日:13 hit、昨日:18 hit、合計:14,837 hit

裏のお話ページ26

「これ。地下鉄だったりして」

『ん？なんだこれ』

ひとつの線から様々な場所へ
チシヤさんによると鬼ごっこのゲームの時に鬼の死体を漁ったのだと言う。

あの時の記憶は鮮明に残っている。

「よぉこんなの分かるわ。うちには分からへん」

私も分からない。これはクイナに同感だな。

「行ってみる？？」

ここは地下鉄が通っていたであろう場所。
線路を歩くのは人生初めてで何だか行けないことをしているみたい。

人が居ない場所は改めて見ると不気味で不思議な感覚に浸る。

チシヤさんに着いて行くと奥に1つの建物が。

『雰囲気出てますね…』

そう呟くと乾いたような声で笑うチシヤさん

「怖いの？」

笑いながらそう返す。

「怖いもの知らずやろ。A。」

中に入って行くと見たことある姿が二人。

「チシヤ…」

そう呟くのは

『アリスくん…』

周りを見渡せば死体が何個も転がっている

少し会話をし気を取られていると全てのモニターが開く。

そこに移るのは
ビーチ幹部
ミラ―

血の匂いが一層強くなり、立っているのもしんどい。
皆はモニターに夢中。
気持ちの悪い意識の中に響く言葉。それは
NEXT STAGE―