7.朝 ページ7
「A、おはよう。朝だぜ」
朝か…
レイの声で目が覚める。
あの後、掃除が終わった僕は普通に部屋に戻って寝た。レイと一緒に待っているのも良かったけど、あの場にいても何も出来ないし、どう反応したらいいか分からなかったからだ。
ああ…今日は一段と調子が良くない。
あの後気になりすぎて眠れなかったからな…
僕は眠れないとママに頼んでホットミルクを良く作ってもらう。蜂蜜入りでとても美味しく、それを飲んだ後は良く眠れた。
けど…昨日のママには会いたくなかったから、寝不足でしんどい。
「調子悪いみたいだな」
一向に布団から出ない僕に、レイは年少者の服を着替えさせながら呟く。
「起きないとキスするぞ？」
「！？」
ガバッと起きる。その言葉に頭がすぐに覚醒した。
レイの舌打ちを聞きながらベッドから出る。
前にそう言われ、冗談だと思っていたら本当にされたから今では怖い脅し文句だ。
もうホント急にやめて欲しい。
「あれ、A起きたんだ。今日は珍しく調子が悪いみたいだったから、キス出来ると思ったのに」
なんだか残念そうに呟くノーマン。
そう、ノーマンにも前にレイと同じことを言われた。流石にノーマンはしないだろうと鷹を括っていたらすごく…ディープな方をやられた…！
舌を入れるとか…どこで覚えてきたんだ！
てか！昨日の夜、鬼を見た筈なのになんでこんな余裕そうに爽やかな笑みを浮かべられるんだ！怖い！
はぁ…なんだか朝からすごく疲れた…
調子が悪い時は何をやってもダメダメな日。
1人でのそのそと着替え、2人が年少者の世話をする中、僕はそんな年少者達に手伝ってもらって着替えさせられている。
ああ…なんて情けない。
眠すぎてまだ開ききっていない瞼で、食堂まで手を引かれ覚束ない足取りで歩く。ちなみに手を引いてくれているのも年少者のダムディンだ。
「おはよ！A！」
エマの元気な挨拶で少し癒される。
エマも凄いな。昨日の今日でこんな笑顔を見せれるなんて。
挨拶を返し、席につく。
もう朝食の準備は出来ていた。
「「いただきます」」
恒例のテストの時間。僕はすぐに調子の悪さがテストに出る。調子が悪くなればなるほど成績も悪くなる。
「A、今日は一段と調子が悪いみたいね」
ママにそう言われた。今日のスコアは239点。
うわー久しぶりに取ったな250点以下。
「昨日は眠れなかったの？」
その質問に考えなしに頷いた。
「ならどうしてママのところに来なかったの？」
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ユトナ(プロフ) - この小説、読むのすごく楽しいです！さん» ！！！！わぁー！確かにそうですね！！画像差し替えときます！教えて下さりありがとうございます！！ (11月4日 8時) (
レス) @page23 id: 38c56725bc (このIDを非表示/違反報告)
この小説、読むのすごく楽しいです！ - 男主くんが１１歳なら誕生日は2034年の4/27だと思います！ (11月4日 0時) (レス) @page23 id: f9b3253e9b (このIDを非表示/違反報告)
ユトナ(プロフ) - かえるくんさん» アドバイスありがとうございます！でもプレッシャーには感じてないので安心して下さい！番外編は入れようと思ってましたがwあともう少しで更新は出来そうなので、頑張りますね！ (2021年1月24日 22時) (レス) id: e3aba1b098 (このIDを非表示/違反報告)
かえるくん - もしプレッシャーに負けそうとか、ネタが思いつかないとかの時は番外編を入れるとモチベ上がりますよ！更新頑張ってください！ (2021年1月24日 15時) (レス) id: 8379750216 (このIDを非表示/違反報告)
ユトナ(プロフ) - ぽうんどけーきさん» お心遣いありがとうございます！必ず戻ります！ (2021年1月20日 18時) (レス) id: ecfc7fa73a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユトナ | 作成日時：2021年1月5日 16時
