こんな私は報われない【おそ松さん】

罪無し女の子 ページ37

「助け…られた…？」


「私がっ…！早く言わなかったから…！！」




Aが紗英ちゃんを助けた…？

嘘でしょ？

だってあの写真…




「あの写真は…ガセネタでっ…！！」




ガセネタ…？

じゃあ…

じゃあ、僕はずっとずっとAを信じてあげなかったってこと…？

Aは…良いことをしたんだ…。




「うぁぁぁぁっ…！！私のっ…！私のせいで…！！Aちゃんがぁっ…！！」




おそ松兄さん、チョロ松兄さん、周りのクラスメイトはみんな空いた口が塞がらなかった。




「はは…命を落とすのは僕じゃん…」




Aを裏切った

Aがいい子で、優しくて、お人好しで、人一倍我慢強いのを知ってたのに…！




「A…！！A…！！ごめんねぇっ…！！」




僕の目から流れたものは、床に黒いシミを作っていった。

胸が苦しい…。

Aはこの痛みをずっと感じてきたんだね…。




ごめんね…。

本当にごめんなさい…。




どれだけ謝意を表しても、Aは許してくれるわけない。

もう一度僕を見たら、Aはきっと僕を拒絶するんだろうな…。

嫌だよ…泣いちゃうよ…




「拒絶してたのは…僕…なのに…」




僕はどれだけAに救われた…？

きっと数え切れないぐらい…。

それなのに…

僕は…




「あああぁぁっ！！俺のせいでっ…！！」




おそ松兄さんは狂ったように自分を責めだす。




「戻ってきてよ…謝るから…お願いだよ…」




チョロ松兄さんは目を真っ赤にしながら、Aが戻ってくることを願っている。

僕だって、Aに戻ってきてほしい。




だったら、する事は一つ。




流石、六つ子。

おそ松兄さん、チョロ松兄さん、僕はぴったりと目を合わせて、頷いた。






＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
久しぶりの更新です！

旅行、楽しかった…(*´ω｀*)

のろけてる場合じゃないっすね…。

旅行から帰ってきたわけなので、更新をこつこつ出来るように頑張りたいです！

引き続き、「こんな私は報われない」をお願いします！



28.8.25
by こと松

俺と彼女の最善策→←☆作者から3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す