検索窓
今日:3 hit、昨日:13 hit、合計:107,589 hit

無いもの探し ページ32

身体が痛い

頭が割れそう




「いた…」




私は頑張って身体を起こした。

目に写ったのは知らない場所だった。

たぶん、病院。

真っ白な壁、真っ白なベッド、真っ白なドア。

来たことのない病院だ。




「…あれ?」




おかしいな

何でこんな場所にいるんだろう






「Aっ!!」




ドアを開けて入ってきたのは青いパーカーを着た
男。




「無事で良かった…!心配したんだぞ!?Aが飛び降りるから」




飛び降りる?

A?

無事で良かった?




全く身に覚えが無い。






「あ、あの…どなたですか…?」






誰なんだ…?

なぜ、私の心配をしているの…?

そもそも、私は心配をかけるようなことをしていない。

男は目を見開いて、驚いた表情をしている。




「は、はは…A…起きていきなり俺を驚かせようとしているのか…?」


「驚かせる…?何のことですか…?誰なんですか…?なぜ、心配をするんですか…?」


「嘘だろ…?俺のことを覚えてないのか!?俺だ!カラ松だ!」


「カラ松…?誰…なの…?」


「まさか…まさかな…ちょ、ちょっと待ってろ…?」




そのまま男、『カラ松』と名乗る人はふらふらとした足取りで出て行った。

私はカラ松さんと交流があったのだろうか?

いや…でも、あんな男の人を私は見たことが無い。

だんだん怖くなってくる…。




それから10分ほど経って、カラ松さんが戻ってきた。




「A…ちょっと来てくれ…」


「あ、あの…」


「どうした?」


「Aって…誰ですか…?」


「!?」




どうして、Aという言葉を私に向かって投げかけてくるのだろうか?




グイッ




カラ松さんは私の手を掴んで、歩き出してしまった。

連れてこられたのは診察室。




「先生…Aを連れてきました」


「では、結果をお話します…」


「え…あの…結果って何の…」


「有野Aさんは一時的な記憶喪失でしょう…その中でも、早く記憶が戻るというリスクはへるでしょう…。」


「Aが記憶喪失…?」


「私が…私が記憶を…」


「大丈夫です。あくまでも一時的なものですので。ただ、少し時間を私どもにください。」


「は、はい…」


「あと、松野さんは有野さんに付いてあげてください」


「もっもちろんですっ…」




状況が理解出来ない。

私が記憶喪失…?

私には記憶がないの…?




私はカラ松さんに抱きしめられた。




「大丈夫だ。俺がついているから…」

変わり出す運命→←失った初恋



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (76 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
93人がお気に入り
設定タグ:おそ松さん , 学生松
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

きゃらめる - 楽しかったし感動しました!死ななくてよかった! (2017年7月18日 18時) (レス) id: ef3996e9aa (このIDを非表示/違反報告)
神野 赤月 - ぅぅぅぅぅぅ!し、死ななくてよかったー!ヽ(;▽;)ノ (2017年7月16日 20時) (レス) id: 1f93e928e5 (このIDを非表示/違反報告)
こと松(プロフ) - 名前さん» 見てくださっただけで感謝です!意味不明な部分やつまらなかった事は本当に申し訳ありません。もっと修行して、名前さんに楽しんでもらえる作品を作りたいと思います! (2016年9月5日 21時) (レス) id: 9f44f3b0b4 (このIDを非表示/違反報告)
こと松(プロフ) - のり巻きご飯さん» お祝いコメントありがとうございます!アンケート、了解しました! (2016年9月5日 20時) (レス) id: 9f44f3b0b4 (このIDを非表示/違反報告)
のり巻きご飯(プロフ) - 完結おめでとうです♪1でお願いします^^ (2016年9月5日 20時) (レス) id: 8bfa91c907 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:こと松 | 作成日時:2016年7月2日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。