いつもと違う空気 ページ22
三人で教室に戻ると、ちょうど休み時間だった。
授業中にやったのだろう。
机の中が荒らされていた。
教科書やノートは破られ、筆箱の中のシャー芯は全て折れていた。
「あー…新しいノート買うお金あるかな…」
「俺が買ってやる。だから、文房具屋、行こ」
「僕も買ってあげるー！」
「ほんと？ありがとう」
二人は本当に優しい。
まだ何処か心の中では裏切られるんじゃないかって思ってるけど、二人なら信じられると思う。
でも、やっぱり二人にずっと守ってもらうわけにはいかない。
どうしたらいいのかな…
「あっれ〜」
「あ、一ま…」
「十四松兄さん、どこいって…」
教室に入ってきた、おそ松とチョロ松とトド松。
おそ松は面白そうに見てるけど、チョロ松とトド松は二人が私と一緒にいることを驚いてるんだろう。
「十四松兄さん！！菌が移るよ！！早く離れて！」
「兄ちゃん差し置いてなーにしてんだよ」
あぁ…やっぱりね。
こーゆうこと言われるんだから、私から離れた方がいいよ…
二人を困らせるわけにもいかない。
私はこっそり耳打ちする
「私はいいから、離れて…」
でも、二人は聞いてないかのように
「Aは菌じゃないよ！！」
「…十四松の言う通り、Aは菌じゃない」
『Aは綺麗だよ！！／だから…』
「お前ら、それ本気で言ってんの？」
「うわ…ありえねぇ…」
「うん！本気！！」
「俺も本気…」
何で…何でそこまで私の見方をしてくれるの…？
また泣いちゃうよ…。
「うっ…ひくっ…」
「A！？大丈夫！？」
「ご、ごめんっ…」
私は泣き顔を見せないためにも教室を飛び出た。
「一松、十四松。お兄ちゃんとの約束が違うじゃん」
「十四松兄さんまで！！あんまりだよ！」
「ほんと、アタマ狂った？」
「僕達ねー目が覚めた！！ね、一松兄さん！」
「うん。俺達、Aがまだ好きだからね」
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きゃらめる - 楽しかったし感動しました！死ななくてよかった！ (2017年7月18日 18時) (
レス) id: ef3996e9aa (このIDを非表示/違反報告)
神野 赤月 - ぅぅぅぅぅぅ！し、死ななくてよかったー！ヽ(；▽；)ノ (2017年7月16日 20時) (レス) id: 1f93e928e5 (このIDを非表示/違反報告)
こと松(プロフ) - 名前さん» 見てくださっただけで感謝です！意味不明な部分やつまらなかった事は本当に申し訳ありません。もっと修行して、名前さんに楽しんでもらえる作品を作りたいと思います！ (2016年9月5日 21時) (レス) id: 9f44f3b0b4 (このIDを非表示/違反報告)
こと松(プロフ) - のり巻きご飯さん» お祝いコメントありがとうございます！アンケート、了解しました！ (2016年9月5日 20時) (レス) id: 9f44f3b0b4 (このIDを非表示/違反報告)
のり巻きご飯(プロフ) - 完結おめでとうです♪1でお願いします^^ (2016年9月5日 20時) (レス) id: 8bfa91c907 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こと松 | 作成日時：2016年7月2日 10時
