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信じてもいい? ページ19

風が気持ちいい屋上。

チャイムはとうになり終わり、授業が始まってしまった。




「…ありがと…」




授業が始まっても、ずっと、側にいてくれた、一松にお礼を言った。




「…うん。あのさ…」


「…何?」


「図々しいかもしれないけど…話…聞かせて…」




話か…一松なら…信じてくれるかな…?




「分かった…。」


「ありがとう…」


「あのね…あの台風の日あったじゃん?」




私は皆と分かれた後の話をした。

最後まで一松は目を逸らさずに真剣に聞いてくれた。

小野寺さんを助けた事…辛かった事…泣きたかった事…

私は話しながら、また泣き出してしまった。




「でねっ…がんちがいざれてっ…あっぅ…」


「…そっか。ごめんね…。助けてあげられなくて…」


「っひっく…」




何回泣いても

どれだけ泣いても

一松は優しく、背中をさすってくれた。




「A…」


「なっに…」


「俺さ、決めた…。」




『お前を守る…』




「まも…る…?」


「うん…。兄さん達が相手でも、Aの味方する…」


「あ…あう…あ…りがとう…うぅっ…」


「あのね、A…。今言うことじゃないけどさ…」


「…うん」


「好きだよ……」カァ‥…


「……………………………!?」


「入学してからすぐ好きになった。返事は今じゃなくていいよ…」


「うっうん…」




恥ずかしい…

ほんとに恥ずかしい…

まさか告白されるなんて思ってなかった。

やっぱり、一松なら信じてもいいかな…?






バァッーーーン!!!






「どぅーーんっ!」


「なっ十四松…?」


「どーもっす!一松兄さん!」


「あ…あう…」




ドアから飛び出して来た十四松。

私は思わず後ずさりした。

お節介で優しくて→←こんなはずじゃなかった。



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きゃらめる - 楽しかったし感動しました!死ななくてよかった! (2017年7月18日 18時) (レス) id: ef3996e9aa (このIDを非表示/違反報告)
神野 赤月 - ぅぅぅぅぅぅ!し、死ななくてよかったー!ヽ(;▽;)ノ (2017年7月16日 20時) (レス) id: 1f93e928e5 (このIDを非表示/違反報告)
こと松(プロフ) - 名前さん» 見てくださっただけで感謝です!意味不明な部分やつまらなかった事は本当に申し訳ありません。もっと修行して、名前さんに楽しんでもらえる作品を作りたいと思います! (2016年9月5日 21時) (レス) id: 9f44f3b0b4 (このIDを非表示/違反報告)
こと松(プロフ) - のり巻きご飯さん» お祝いコメントありがとうございます!アンケート、了解しました! (2016年9月5日 20時) (レス) id: 9f44f3b0b4 (このIDを非表示/違反報告)
のり巻きご飯(プロフ) - 完結おめでとうです♪1でお願いします^^ (2016年9月5日 20時) (レス) id: 8bfa91c907 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こと松 | 作成日時:2016年7月2日 10時

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