こんな私は報われない【おそ松さん】

勘違い人間 ページ11

『死ね』『消えろ』『キモイ』『ウザイ』




つぎの日、学校に来たらこの有様だ。

正直、「何で？」「私なんかした？」と思った。




「なぁ、A。これ見覚えねぇ？」


「お、そ松…」




私の前に突きつけられた、スマホ。

そこに写っているのは

泣きながら走っている小野寺さんと困り顔の私だった。

見た瞬間、すべてを理解した。




「お前、学校のマドンナに何してんだよ」


「僕達も流石に救えないよ」


「女の子を傷つけるとかありえな〜い」




あ〜あ。何の根拠もなしにさ。

本当に無知。くだらない。

小野寺さんも酷いもんだよねぇ〜…。




『ほんっと、お前らって脳みそ腐ってるよね』




今思えば、あんな言葉言わなければ良かった。

勿論、プライドの高い彼らの反感を買うわけで。




「は？テメェ、何、調子こいてんだよ」


「学級委員として、虐めについて取り上げる」


「なんか、Aのくせに生意気！」




可愛い女の子が交じった瞬間、あいつらもこんな感じ。

笑っちゃうよね。

カラ松と一松と十四松は遠くから見てるし。

私、見捨てられちゃった。




「はい？腐ってるから、腐ってるって言ったんだけど？」


「クソが。“死ねよ”」




あ〜言われちゃった。

死ねって。

まぁ、私一人死んだところで、あいつらにとってはどうでもいいんだろうな。




『だったら、私が死ぬまで楽しませてね！』

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