波乱な中忍試験 19 ページ22
下に降りてフラフラと木にぶつかりながら歩く
もうチャクラも底をつき、攻守眼も感知もできない
「ナグ、リ・・どこ、ナグリ・・ナグ」
「A!!」
ぼんやりと見える姿はよく知った男だった
「・・・カ、ラモ?」
「おまっ!その怪我!!早く病院!」
「ま、って、ナグ」
「ナグリは無事だ!一緒に落ちてきた奴ら倒すのに手いっぱいでそっち行けなかったんだよ!」
じゃぁ、あの音は・・・カラモがそいつをやった音?
そう・・そっか・・・
「んな話してる場合じゃねーだろ!早くびょうい」
そこからぶっつりと意識は途切れた
集中治療室から出たナグリとAの病室には、火影、風影、カラモ、ヤキタ、カカシ、そして最速で試験を終わらせていた我愛羅、テマリ、カンクロウ、バキがいた
テマリはAの手をすがるように握りしめて泣いており、我愛羅もカンクロウも唇を血が出そうなほど噛みしめて体温を確認するように腕をつかんでいる
「ねぇさ、姉さんっ」
「っA、姉さんっ」
「くそっ、何でッ、何でっ」
呆然としているヤキタの様子をチラリと見て、カカシはヒルゼンに問うた
「・・・容態は」
「・・二人とも重症じゃが、雪風ナグリは何事もなければ1か月以内には目覚めるそうじゃ」
ヒュッと喉を鳴らしたヤキタが声を震わせて口を開いた
「Aは、どう、なんですか」
「・・分からぬ」
「な、ぜですか、血が、足りなかったんですか!?」
特殊だと分かった月守という一族の家系
それもあって定期的に何かあった時の為と輸血用の血を取っていた
ストックはたくさんあったはずだ
「そうではない、輸血分は十分にあった。が、手術をしている最中、傷口が微かに再生し始めたそうじゃ・・」
「・・・そ、れって目に見えるほどって、ことですよね」
「そう・・そもそもこんなにもこやつが怪我したことはなかったじゃろうて・・少なくとも・・」
「6年前、私の里に運び込まれた時、以来・・」
ヒルゼンの目に答えるように羅砂は答えた
「だが、そんなことは聞いていない・・・少なくとも目に見えるほどに再生したなど・・」
「・・覚醒・・」
ポツリとカラモが呟き、ヒルゼン達を見た
「あいつの、攻守眼って、分かんないこと多いんすよね?それに・・あの敵、そんなに弱くなかったです・・ナグリが、言ったんですよ・・まだ上に20は居るって、俺が戦ったのは、5人もいなかったのに、多分俺より早く・・終わってましたし・・」
そう言いながら腹を抑える
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アミ(プロフ) - 姉弟可愛すぎます、更新頑張ってください!楽しみにしてます (3月10日 16時) (レス) @page34 id: c416b236de (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ〜(プロフ) - めちゃ好きです続きを所望します(oωo ) (12月28日 0時) (レス) @page34 id: f96f483d3b (このIDを非表示/違反報告)
あや - 続き読みたいです (10月3日 2時) (レス) id: f6af94ada0 (このIDを非表示/違反報告)
ココロ(プロフ) - ナル卜好きさん» コメントありがとうございます!シンプル直球ありがとうございます!wまだまだ頑張っていきますのでよろしくお願いします! (8月3日 7時) (レス) id: 535c40ca13 (このIDを非表示/違反報告)
ココロ(プロフ) - 学校ダルいぜさん» コメントありがとうございます!神なんておこがましいですが・・・楽しめる作品にしていこうと頑張っておりますので引き続き読んでいただければ幸いです!亀更新ですみません! (8月3日 7時) (レス) id: 535c40ca13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ココロ | 作成日時:2023年4月20日 18時