第7班を支えたい！参

波乱な中忍試験　8 ページ11

イビキは少し笑って口を開いた
「一応言っておくが、試験管の許可なく対戦や争いはありえない、また、許可が出たとしても相手を死に至らしめるような行為は許されん・・・俺様に逆らうようなブタ共は即失格だ、分かったな」

そう言って睨むも、他里所か木の葉の忍達も生ぬるいと少し和らぐと同時に余裕な笑みを見せた

イビキは構わず説明を進めた
願書と共に配られた席順と用紙

「あら・・・」
「あ・・・」
「ぺ・・・ペーパーテストォォォォォ！！！！」

イビキの説明が終わりテストが始まる

問題は明らかに解かせる気のないような問題
そして個人の持ち点が合わさるチーム戦・・・

とりあえず作戦会議ね、サクラはナルトを見た

(((チャクラ精神同調)))


ピチャン・・・と水音と共に足元の水面が揺らいだ

サクラの目の前にはうなるナルトと難しい顔をするサスケ
大きな檻の向こうに九尾・クラマがいた

［・・・まさかこんな所で使うとはね］
［ほんとにな］
［うう・・・わかんねーってばよぉ・・・］

【お前ら気軽に来るところじゃねぇって言ってんだろうが】
［楽しくていいじゃない九喇嘛］
【たく・・・お前らは本当に”規格外だ”】

そんなことを言いながらも口元は緩んでいる狐にサクラは笑った

そう、ここはナルトを中心とした精神世界
つまり九尾である九喇嘛が封印されているナルトの中

［さ、時間がないわ、さっき見た感じだとこのテスト最後に意味がありそう］
［最後ぉ？］
［まぁそこら辺は・・・ナルトあんた何とかしなさい］
［えええ？！なんでぇ！？］

［こうゆう時に突飛なことするのは大抵あんたでしょ、大分落ち着いたけど昔は問題児だったじゃない、少しくらいやったってそうゆう奴だったな、程度でシカマルたちも分かるし他の人達なんて初対面ばっか、少し舐められて掛かられた方がやりやすいわ］
［うぐ・・・］

【だーっはっはっは！！】
［笑うなってばよ九喇嘛ぁぁ！！］
［でもまぁサクラの言う通りだろ、あの変な奴と言い、恐らくこっちに目を向けられた方が姉さん達も何かの対策もしやすい、それに俺らにはあれがある。もしもの場合はそれを使うだろ］
［それも考えたら目立つことが得策だわ］
［うう・・・分かったってばよ・・・］
［解き終わったらここに来るわ、多分イノが転身の術を使って来るでしょうけど問題もないでしょ］
［わかった、ナルト、俺らも一度戻るぞ、いつも通り感覚共有しとけ］
［へーい］

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