検索窓
今日:8 hit、昨日:4 hit、合計:244,141 hit

ひぃ ページ15

.




世界の、何処かで声がした。


.




「浅間A、もとい、A・イシュリーが『異能力』が嫌いな理由。教えてあげようかァ?」




.




其れは、甘い甘い誘い


.




「いいのォ?知ったら、二度と、戻れなくなるかもよォ?」




.




ケラケラ、笑うそいつは。


.




「んー?イシュリーの異能力嫌いの前に、"ボク"の事が知りたいってェ?」




.




まるで、小さな_______



.




道化師(ピエロ)




.




「_______あぁ、御免。驚かせちゃったかなァ」




.




くつり、また笑った



.




「話が逸れちゃったねェ。んとんとォ、イシュリーの異能力嫌いの話、だったっけ?」




.




『______________』




.




「あ、"御主人様"に呼ばれちゃったやァ。行かないと」




.




まるでピエロのような彼に命令できるのは



.




もしかしたら、世界でただ一人



.




「ねェ、ねェ。"御主人様"ァ。君が望めばなんでも手に入るんだよォ?」




.




『………俺は、林檎とフェーヂャがいれば他に何もいらねぇよ。だから、お前は出て来るな』




.




「非道いなァ。ま、其れでこそボクの"御主人様"だ」




.




『俺はお前のじゃねぇよ』




.




「其れでもボクは、愛してるよォ?」




.




道化師はくつり、嘲笑った



.




「ボクだけの可愛い"御主人様"_______」




.




『やめろ、気色悪い』




.




「イシュリーが異能力嫌いなのはボクのせいかもねェ。だって、ボクが」




.




.




.




「"御主人様()"の異能力だもん」




.




.




.




『異能力だなんて云わないでくれ』




.




.




.




『お前は異能力なんかじゃないだろ』




.




.




.




.




イシュリーはうざそうに呟いた。



.




.




「欲しい物はなァに?全てあげるよォ。




"御主人様(イシュリー)"の為なら…ねェ」




.




『欲しい物はない。何もいらない。




だから、お前にまだ用はないよ。




異能力だったら、引っ込んでろよ』




.




「おォ、怖い。判ってるよォ、"御主人様"。




だからボクはまだ眠っているよ。君の中で」




.




世界の何処で聞こえた声が



.




途中で、途切れたんだ。

拾肆話 或る爆弾→←拾参話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (211 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
358人がお気に入り
設定タグ:文スト , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

匿名part2 - 浅間ってなんかハーフみたいで変 (2018年2月28日 21時) (レス) id: 86c88d0ffc (このIDを非表示/違反報告)
赤影真未(プロフ) - 面白かったです!すぐに続編読みますね! (2017年10月19日 2時) (レス) id: 7f3c790d7e (このIDを非表示/違反報告)
夕月(プロフ) - 匿名さん» 申し訳ありません。まだその様なシーンを出していない為、忘れておりました。速攻で出しますのでご了承ください (2017年5月21日 19時) (レス) id: 5f9b98437e (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - これは同性愛ですよね?BLフラグを立てて下さい。違反の対象となります。 (2017年5月21日 19時) (レス) id: 8d53b1880e (このIDを非表示/違反報告)
マロンクリーム - 面白いです!楽しみに待ってます(`・ω・´)頑張ってください! (2017年5月20日 5時) (レス) id: 9f03df5593 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: x他1人 | 作成日時:2017年1月9日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。