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あのままトントンさんに引き摺られるようにして部屋を出ていったゾムさんとコネシマさん、そして脅されたのか身を縮こませながら出ていったシャオさんと大先生の背中を見送った。
｢そろそろ夕食時ですし、一緒に食堂に行きませんか？｣
エミさんは、というと
ふう、とため息を吐いたかと思えば 頬を赤く染めて視線を逸らしながらそう言った。
『そうですね、背中は大丈夫ですか？』
｢…背中？｣
『本の背表紙とか、当たらなかったのかなって』
｢Aさんは周りをよく見てるんですね…大丈夫ですよ、ありがとうございます｣
あの倒れ方は確実に数冊は背中に直撃したはず。
そう思って聞いてみたが、なんだか褒められてしまった。
緩く微笑んだエミさんが図書室の扉を開けてくれ、私は実質自動ドア状態で部屋を出る。
騒がしい面々が先に連れていかれたおかげで普段よりもさらに静まり返った廊下を2人、ゆっくりと肩を並べて歩く。
｢幹部の仕事は慣れましたか？｣
『隊の人達に指示をするのがまだ慣れないです、ね』
｢Aさんの場合、歳上の部下も多いですからね…｣
多い、というか大半が年上で同期はほとんどが同い年な為年下なんて無に等しい。
これはコネシマさんにも少し零したこともあるのだが、なんせ人の心が無いもので｢お前のが優秀やねんから胸張っとけ！｣と少しズレた回答を頂いた。
｢私はその経験は無いのですが、ショッピさんなんかはよく分かるんじゃないでしょうか｣
｢まぁ私なら自信を持てる様に人一倍努力をしよう、と考えるかもしれませんね｣
ははは、と笑ったエミさんの回答はどこかの誰かさんとは異なり、とても有難いアドバイスであった。
｢実際やれと言われたら出来る気はしませんが｣なんて。
『自信を付けることが大事なんですね』
｢そうですね、自分で自分を1番に認めてあげるのが大切だと思います｣
コネシマさんはエミさんの事をイキリだのなんだの弄っていたが、私の心にストン、と落ちてくるアドバイスで、逆にコネシマさんの言葉の足りなさをよく理解させてくれた。
｢まぁ私は自信あるネタも滑るんですけどね！｣
『今のもネタですか？』
｢今のはガチです…｣
『あっ…』
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菜乃(プロフ) - しきさん» コメントありがとうございます。少し下にスクロールして頂ければ簡易的ではありますが説明させて頂きましたのでそちらを見て頂ければと思います。。暖かい言葉をありがとうございます…！ (2020年8月25日 7時) (
レス) id: a5b7bd47a4 (このIDを非表示/違反報告)
しき - コメ失礼します。大変恐縮ですが、『状況が状況』何があったんですか？他の作者様も鍵をかけてまして…。できる限り教えてください。この作品応援してます。 (2020年8月25日 4時) (レス) id: 1586e9f170 (このIDを非表示/違反報告)
菜乃(プロフ) - 勉強さん» コメントありがとうございます…！大丈夫ですよ~！不慣れなので確認が遅いです、申し訳ないです。。。 (2020年8月24日 22時) (レス) id: a5b7bd47a4 (このIDを非表示/違反報告)
勉強(プロフ) - あの私も一緒で、Twitterやってないので、ボードのところでもう一度、パスワードを聞いてもよろしいでしょうか？ (2020年8月24日 21時) (レス) id: 192730a35f (このIDを非表示/違反報告)
菜乃(プロフ) - ゆーちゃさん» コメントありがとうございます…せっかく読んで頂いてるのにすみません、、、ボードという機能であればお伝え出来ると思います…！ (2020年8月24日 19時) (レス) id: a5b7bd47a4 (このIDを非表示/違反報告)
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