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第8話 戦い ページ9

そう思い、モップをゾンビの頭へ目掛けて振り下ろす


グシャッ


嫌な音がする。腐った人間を叩き割っているみたいな感覚だ...


そういえば、他の皆は.....

皆の方を振り向くと、ゾンビはこっちにしか来ていないようだ。皆警戒して武器は持っているものの固まっている。


...当たり前だろう。突然平凡な日常から、ゾンビが出るバイオ〇ザードみたいなことになっているのだから。




そんなことを考えながら、私はどんどんモップを振り下ろしていく。いや、振り下ろすというか適当に振ってるだけだが



AIMも合わせず適当にモップを振るだけで倒れる。レベル1のスライム以下だろうか。


そんなことを考えていると、後ろから声がした




黒「来ないでください!!」


やばい、よそ見をしていて皆の方を見ていなかった!


こいつがこの群れのボスだろうか。他の敵よりほんの少し強そうだ
モップでは一撃で倒せそうにない...どうするべきか...



...そうだ



A「高尾...さん!!そのナイフ下さい!」



高「へ?あ、わかった!」




高尾が持っていたナイフを投げる。
これで確実に仕留められる


折り畳みナイフを出すと、顔めがけて思いっきり刺した。



ズブッと嫌な音がする。
臭いも生臭い。腐っている臭いだ



A「黒子さん!大丈夫ですか!?」


行動が遅れていたら、今頃黒子は.....どうなっていただろう。
...間に合ってよかった




黒「あ...はい!大丈夫です。すみません。足を引っ張ってしまって...」


黒子が謝る。
悪いのはこの状態を作った私の方なのに。貴方は悪くないのに。



A「いえ...気付かなかったのは私の方ですから。黒子さんが謝る必要なんてないですよ、こちらこそすみません...皆さん、怪我などはないですか?」



高「大丈夫だぜー!しっかしAちゃん、すげーな!こんなあっさり敵を倒しちゃうし...」



宮「慣れた手つきだったよな...もしかして前にもこんな状況になった事があるのか?」



A「いえ、全然ないですよ...あったらもっと冷静ですし」



宮「そう..か、そうだよな。なんか変な質問しちまって、ごめんな」



A「いえいえ、大丈夫ですよ...」


宮地さんは、慣れた手つきで敵を倒して凄かったな と言っているが、その言葉の裏には
『慣れた手つきで敵を倒していて怖い』という警戒心があるのだろう。

息抜き 作者亜月の雑談→←第7話 声



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likk - 優太ぁぁぁぁぁぁぁぁ え?ツーか君はいったい何者 (2019年6月14日 18時) (レス) id: a124146768 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:亜月 | 作成日時:2016年1月27日 14時

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