第6話 不安 ページ7
黒「誰かいませんかー!」
高「真ちゃーん!!いないのー!!」
宮「個人名呼ぶなよ...真面目に探せ」
高「あいたっ!ちょ、痛いっすよ宮地先輩!」
宮地さんが高尾にチョップする。
やっぱ仲いいなぁ...
黒「いない、ですね...」
確かに、誰かいてもいいはずなのに物音が聞こえない。それどころか、声も足音も聞こえない
ここは学校だったし2階にでもいるのだろうか...それとも、本当に私達だけ...?
餓タヒ....は、流石にないよね...
宮「でもよ、あんま大声出しすぎると敵に気付かれねぇか?」
...確かに、物音などに反応して敵がこちらへ来る可能性も高いが...
A「そうですね...でも、こちらが呼びかけしなければ他の人達も私達の存在には気付かないかもですし...」
高「もし敵が来たらこのナイフで容赦しないぜ☆」
高尾の言っていることが物騒すぎる。いや少しでも躊躇していたら私達がやられるかもしれない。容赦しない方が自分達も安全なのだろう
高「あ、待って。近くに何かいる」
サイキックかな、なんで誰かいるって分かるんだ...
黒「高尾君、本当ですか...?人か敵か判断できます?」
高「あったり前でしょー!この鷹の目をなめないでねー!」
そういえばそうだった。チーt...(ゲフンゲフン 高尾はホークアイだった。
この状況で一番有利なのは彼だろう。なにか能力が使えるだけでも有利だ。
私もなにか能力が使えたらいいのに。そう考えてしまう。
プリ〇ュアみたいに人を守りたい気持ちがあればプリ〇ュアになれる!みたいなそういう感じの。
...ダメだ。自分が無能すぎて非現実的な事を考えてしまう。
いや、今二次元にいること自体が非現実的だ。もしかしたらそういう力も出せるかもしれない
そう考えていた時、高尾が言った
高「.....敵だ!」
黒「どうしますか…?逃げますか?それとも...戦いますか」
2つの選択しかない状況。
正直、私は逃げたくなった。先程まで自信もあったし、戦う気満々だったが.....いざ実戦するとなると、流石に辛い。
元々運動音痴のニート。敵なんて倒したとしても所詮ゲームの中だ。実際は少しきつい口調で言われただけで泣くような子供。
戦うなんて無茶だよ。逃げよう。 そう言おうとした時だった。
__『ダメ』
声がした。
高尾だろうか。皆の方を見てみる
しかし、3人で話していて誰かが喋ったという事は考えにくかった
では一体誰が...?
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likk - 優太ぁぁぁぁぁぁぁぁ え?ツーか君はいったい何者 (2019年6月14日 18時) (レス) id: a124146768 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亜月 | 作成日時:2016年1月27日 14時