第9話 希望 ページ11
しかし、私もその気待ちは同じだ。突然敵が出てきて倒せ、と言われて倒せるものなのだろうか。皆みたいに、固まって動けないのが普通だろう。
私は普通ではないのだろうか。
ただ神がくれた設定というものが強いだけなのか
それとも...
高(なんか気まずい空間になっちゃった...)
高「て、敵も倒したことだし、誰かいるかまた探索しない?」
黒「そう...ですね、僕達しかいないってことは多分なさそうですし...」
〜探索中〜
...さっきは気まずい空気を作ってしまった.....な、何か話題になるものないかな...
A「そういえば皆さん、この世界へ来る直前は誰かと一緒にいたりしましたか?」
もし誰かと一緒にいたなら、一緒にいた人がこの世界(?)に来ている可能性が高いんじゃないかと思って、とりあえず聞いてみた
高「あー、そういえばここに来る前は真ちゃんと一緒にいたぜ!あ、真ちゃんっていうのは同じ秀徳高校のチームメイトの緑間だぜ!」
A「緑間...ってキセキの世代の緑間真太郎さん...ですか?」
高「そうそう!「〜なのだよ」っていっつも言ってる人!!」
緑間の事を自慢げに話しながら、声真似も混ぜる高尾。相変わらず仲良いんだなぁ
黒「僕は黄瀬君と青峰君とバスケをしていました。Aさんは多分知っていると思いますが...キセキの世代の黄瀬涼太君と青峰大輝君です。」
A「そうだったんですね、もしかしたらその二人もこの世界にいる可能性が...」
高「そうだねー!皆に会いたいなー..... そういえば宮地さんは誰かと一緒にいたの?」
宮「俺は1人で本読んでた」
高「宮地さんだけぼっち?ww」
宮「うるせぇ轢くぞ」
...あれ、この世界に来て初めて宮地さんの轢くぞって言葉聞いたかも
だからどうって訳でもないけどなんか嬉しい。
皆が楽しそう話している。この状況を吹っ飛ばすくらい明るい声だ
ここにいて幸せ...と思いながら歩く。
暫く歩いていると、急に静かになった
A「あれ?」
気がつくと、私の周りには誰もいなかった
...はぐれた?
ぼ、ボケっとしすぎたかな...
A「...誰かいないかなぁ」
1人というのは、思ったよりも不安だ。いかに皆に助けられていたかがよくわかる。
その時、遠くから声がした
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likk - 優太ぁぁぁぁぁぁぁぁ え?ツーか君はいったい何者 (2019年6月14日 18時) (レス) id: a124146768 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亜月 | 作成日時:2016年1月27日 14時