第三十四話 ページ37
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ユウ「我々が駆けつけた時には冷たくなったキョウスケの身体を抱き締めながら泣いていました…
『私のせいでキョウスケは死んだ｡
私がキョウスケを殺しんたんだ』と…
それからですね…今みたいに言葉使いが男っぽくなり、
他人には直ぐに心を開かなくなったのは｡
それに…人前で涙を見せることも…」
…ちょっと待てよ｡
リヴァイ「あいつこの間、寝ながら涙を流してたぞ？」
俺がそう言うと叔父はとても驚いたように目を見開いた｡
ユウ「あの、子が…？」
エルヴィン「どうかしたのですか？」
ユウ「…あの子はあの時の事を思い出すのか
泣きながら寝ることが多いんです…
しかしそれは私達の前だけでした…
それなのに貴方の前で涙を見せるとは…」
エルヴィン「…リヴァイには心を許している｡と言うことか」
ユウ「恐らく…本人は自覚していないようですが｡
あの子は強く…氷のように冷ややかに生きると
いつか言っていました…誰にも心を許さないと…
なので驚きです」
リヴァイ「…ほう」
それからいろいろと話を聞いて、あいつのことを少し分かったような気がする...
1歩…あいつに近付いた気がする｡
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ユウ「こんなとこまで、わざわざすいません」
リヴァイ「いや…」
話が終わり、『古城に戻るときにユウさんを送りさない』とエルヴィンに言われ、馬で家まで掛けてきた｡
リヴァイ「じゃあな」
ユウ「あっ…待ってください」
リヴァイ「…なんだ」
ユウ「貴方は…Aが好きです…か…？」
…………｡
リヴァイ「は？」
急に何を言い出すコイツは。
ユウ「あっ…いや…あの子は…Aは
きっと貴方様に心を許しています｡
小さい頃から見ていますので分かります」
リヴァイ「……」
ユウ「…貴方様はキョウスケくんに似ている｡
初めて見た時には驚きました｡
恐らくあの子も思っているでしょう｡
前のように素直さがなくなり、言葉や態度で
示すのが苦手みたいなのですが…
それを分かってやって下さい｡
では、失礼致します｡ありがとうございました」
ペコッとお辞儀をして家へ入ったあいつの叔父｡
リヴァイ「……」
『貴方様に心を許している』
その言葉がずっと耳に残っている｡
リヴァイ「…戻るか」
愛馬に跨り、古城へ目指して走らせる｡
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き - コバイケイソウの花言葉が勝利への誓い、率直、あの方が気がかり向日葵が「私はあなただけを見つめる」「愛慕」「崇拝」…………天才です… (2021年12月29日 23時) (
レス) @page41 id: 13125eb390 (このIDを非表示/違反報告)
くるみる - アニーじゃなくて、アニですね。 (2017年4月30日 12時) (レス) id: d610477d61 (このIDを非表示/違反報告)
カナリー - うちのクラスには、マッシュルームが (2015年7月5日 14時) (レス) id: 4c57142fe7 (このIDを非表示/違反報告)
レイナ(プロフ) - やめないでー。 (2014年5月3日 14時) (レス) id: 4b4ec061ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こてっちゃん | 作成日時：2014年1月1日 19時
