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「ぴったりのがいるじゃない!私たちの主!」





あたしは体に針が刺さる感覚に襲われる。





『うっ、あっ。まさか、あたし?』







うそうそうそうそ。



嘘だと言ってくれ。






「いいねそれ!姫しかいないネ☆」






ネ☆......じゃねえよ!!!





「でしょう?それに私たちこれでも姫とは結構な縁で繋がれていると思うのよ。」





『え!?どこが!?』






そう言ったら、



美帆と雷斗は向き直って、



座りなおして、



真剣な瞳を此方に向けた。







『え....ふ、二人してなに?』
















「俺らは3年前。国の謀反人として裁かれるはずだった。」




「でもそのとき助けてくれたのはあなたなのよ?」






3年前......?






『2年前じゃなくて?』





「ぷらす1年ね。」





「一度国に裏切られた悪党を助けた悪党さ。あんたは。」






まあ、天宮帝国はもうないけどね。なんて微笑しながら、



言っているのを見ながら、



思い出される記憶。






『あっ...あっ...あーー!!あの時のーーー!?』






既にあたしたちは、出会っていた。


















「この人たちからは力を感じるの。

だから殺 さないで。



.......そう言ってくれた姫の言葉は忘れてはいないよ。」




『.......っ』





ああ。覚えている。



確かそういうことがあった。






『堕天しないから国にはいらないっていう理由だけで殺されそうになった可哀相な人たちか!』←




「「可哀相な人言うな!!!」」






指差して二人同時に言うのだけれど、


掴みかかってもこなかったので笑ってごまかした。

















「で、話戻るわよ!」





「もう姫さんじゃなきゃ嫌だな。」





『あれ、まだ覚えてた?』




忘れたと思ったのに.......




「意図があったのかしら!?」





「さあ決めてよ」





双方からせめられて決断も責められる。


もうこれはうんと言えってことなのか。





『じゃあさらにあたしから条件を一つ!』




二人がええ〜という顔をしているなんて知らない知らない。




『あたしに仕えたいというなら、あたしに全てを尽くしなさい。


あたしを信頼しなさい。いい?わかった?


それができなきゃさようなら!』





「「仰せのままに。」」






そう言われてあたしは『ホント知らないからね。』と言い部屋を出て行った。





........一番心配なのは圭と喧嘩勃発しないかってこと。

琥兎→←92



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琥兎(プロフ) - ですよね!悲しすぎる結末ですよあれ。アルマトラン.....。ファーラン悲叫びましたよね、うぅ(涙)テスが可哀相......。個人的にはシバとソロモンが離れ離れになってしまうところもすごく泣けました(泣) (2016年3月28日 8時) (レス) id: e7385696b9 (このIDを非表示/違反報告)
ミハネ(プロフ) - 私も数日前に24巻読みました!テスが死んじゃうところが泣けた(涙) (2016年3月27日 18時) (レス) id: 5461742ec6 (このIDを非表示/違反報告)
琥兎(プロフ) - rekaさんありがとうございます!更新頑張ります!! (2016年2月3日 19時) (レス) id: e7385696b9 (このIDを非表示/違反報告)
reka - 面白いです!更新楽しみにしてます! (2016年2月3日 13時) (レス) id: 3f3aeb4db3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琥兎 | 作成日時:2016年2月2日 15時

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