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「はぁ。じゃあ一度しか言わないからな？
よく聞けよ？」
片手を腰にかけ、
残った方の腕であたしを指差し、
目線を地面からあたしにずらして、
講習(？)みたいなのが始まった。
『うん！』
「簡単に言えば堕天つーのは、
本来ルフは白いはずなんだが黒く染まった状態だ。
そして運命への恨みが増幅するにつれ、
堕天を引き起こす。.......そんな感じだ。」
『ほぇ〜。じゃあ堕天って黒い人のことなんだね！』
「ぜってー理解してないだろお前。」
『え？そうかな？』
「んあーそんな感じ。」
会話が途切れて沈黙が訪れる。
そうなると目線をどうすればいいかわからなくなって、
気になって空を見た。
・
星が綺麗だった。
幾万の光り輝く星に届きそうだけど、
届かないもどかしさ。
煌帝国のひとたちはいつもこんなに綺麗な星を見ているのかな？
いいなぁ。
こんなに綺麗な星を見れるんだからさ。
『紅覇も起きていたらこの星をみているかな？』
自分に問うように放った言葉にハッとして、
『独り言、なに言ってんだろ//////』と手で顔を覆った。
そしてこれを聞いてしまったかもしれない、
ジュダルはどうしているのかと指と指の間から覘くと、
「くっくっ」ﾆﾔﾆﾔ
必死に声を抑えながら、
笑っていた。
『わぁああああああああああああああ///////』
これって聞かれてたよね！？
完全に聞かれてたよね！？
「ｹﾗｹﾗｗｗお前ほんとに紅覇好きなんだなーｗｗ」
『笑わないで、ジュダルン！あっ噛んだ！
まあいいや！←
今度からジュダルンって呼ぶから！』
「はっ！？恥ずかしいからやめろよ！」
『いやだ！絶対やめない！笑ったから絶対やめない！』
「いやちっせーなぁ！」
『じゃあね！』
「あっおいっ！？」
図書館にジュダルンをおいて、あたしは誰もいない廊下を走った。
『ハァッ、ハァッ。』
今日は満月の夜だ。
綺麗な月が輝く夜に、
別れ道のある廊下を真っ直ぐ走る。
そして道は最近会うことができなかった、
彼へと繋いだ。
「あれ？A、なんでここに？」
この声は、...............。
『......紅覇？』
あなただ。
・
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琥兎(プロフ) - ですよね！悲しすぎる結末ですよあれ。アルマトラン.....。ファーラン悲叫びましたよね、うぅ(涙)テスが可哀相......。個人的にはシバとソロモンが離れ離れになってしまうところもすごく泣けました(泣) (2016年3月28日 8時) (
レス) id: e7385696b9 (このIDを非表示/違反報告)
ミハネ(プロフ) - 私も数日前に24巻読みました！テスが死んじゃうところが泣けた(涙) (2016年3月27日 18時) (レス) id: 5461742ec6 (このIDを非表示/違反報告)
琥兎(プロフ) - rekaさんありがとうございます！更新頑張ります！！ (2016年2月3日 19時) (レス) id: e7385696b9 (このIDを非表示/違反報告)
reka - 面白いです！更新楽しみにしてます！ (2016年2月3日 13時) (レス) id: 3f3aeb4db3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥兎 | 作成日時：2016年2月2日 15時
