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〜昔〜
「うぅっ........痛い....ですッ....」
「俺に逆らうからこんなことになるんだよ！」
殴れる日々。
抵抗はできたはずなのに、
幼い私はその術を知らなかった。
「おい。つまんねえ。
なんか面白いことやってみろ」
「え？あっおっ面白いこととは......」
「んなこともわかんねーのかよッ！
つっかえねーな！」
また殴られる。
どうしても頭は上がらない。
食事は質素。
暴力もやまない。
モノのように扱われるこの現状こそ、
私が奴 隷である証。
そんな光もない暗闇のなか一筋の綺麗な糸のような光が落ちてきた。
それが姫だった。
・
『綺麗な髪だね！
ねえねえ、ここから飛び出してあたしと一緒に外に行かない？
きっと外は、世界は広いよ！
決めた！.......あなたはあたしとお友達になる！』
どうにも強引で、
でもどこか信用できて、
あっという間に私はあなたの初めての従者関係になった。
やがて『一緒に世界を見に行こう』というのは、
彼女の口癖になるんだ。
あなたは私に身分をくれた。
あなたは私に人生をくれた。
あなたは私に感情をくれた。
与えられるものは私のほうが多くて、
だからあなたの役にもっと立ちたい、と思った。
あれ、ですね。
姫が私を救ってすぐの話。それは＿＿＿＿＿＿＿＿＿
・
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琥兎(プロフ) - ですよね！悲しすぎる結末ですよあれ。アルマトラン.....。ファーラン悲叫びましたよね、うぅ(涙)テスが可哀相......。個人的にはシバとソロモンが離れ離れになってしまうところもすごく泣けました(泣) (2016年3月28日 8時) (
レス) id: e7385696b9 (このIDを非表示/違反報告)
ミハネ(プロフ) - 私も数日前に24巻読みました！テスが死んじゃうところが泣けた(涙) (2016年3月27日 18時) (レス) id: 5461742ec6 (このIDを非表示/違反報告)
琥兎(プロフ) - rekaさんありがとうございます！更新頑張ります！！ (2016年2月3日 19時) (レス) id: e7385696b9 (このIDを非表示/違反報告)
reka - 面白いです！更新楽しみにしてます！ (2016年2月3日 13時) (レス) id: 3f3aeb4db3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥兎 | 作成日時：2016年2月2日 15時
