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「ちょ...ちょっと待って神楽ちゃん!!銀さんのことどうするの!?」



『....神楽、さん』





声が少し震えていた。




次どうするのかと思って.....





「おうネ!ほら行くアルよ!!


神楽さん、なんかじゃなくて呼び捨てで神楽でいいネ!」




『う...うん!』





手を引っ張られて

一気に玄関の扉まで行く。




.....あれ


人ってこんなに足速かったっけ?




猛スピードでそのまま町に出る。

服もそのままで。



その時





「僕のことは無視ィィィィィイイイイイイイ!?」






そんな雄叫びが走っている途中聞こえた。

「アイツうるさいネ」と言った神楽を見て、プッと笑いがこみ上げてくる。




二人で微笑みながら


町を駆けた。





『ところで、ババアって言う人はどこにいるの?』




「あ、」





そう言うと突然止まって「ここにいて」と言われる。




『どうしたの?』



「万事屋の下の階にいるネ。だから行き過ぎたネ。すぐもらってくるネ!待ってて!」





そう言って戻っていった。






空を見上げると、ずいぶん青い空だ.....


いいなぁ。ここの人たちは.....





『自由.....



誰も届かない場所に一人でいたくないよ。光をもう見てしまった.....。あたしは....』







空をずっと眺めていた。


神楽がくるまで。






でも、その時


昔のこと思い出した





「゛あーあ。可哀相なお姫サマ゛」




囚われのお姫様に青年はそう言うのだ。






自分と重ねて



あたしもきっと誰かに



そう思われてる。






「おーい!A!行くアルよ」




『......あ、うん』





一瞬、反応に遅れた。


でも彼女は気づいてないみたいで


そのまま手を引かれる。







______うれしい。






あたしが神楽を追い越して


逆に手を引く。


その時、その日最高の笑顔が出た。






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琥兎(プロフ) - ありがとうございます!更新頑張りますね! (2016年1月22日 7時) (レス) id: e7385696b9 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - はじめまして!面白いです!更新頑張ってください!! (2016年1月20日 23時) (レス) id: 2932caa4ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琥兎 | 作成日時:2016年1月20日 22時

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