百九十九枚目 ページ12
Aside
黒子や火神の活躍もあり、今回のミニゲームは一年生チームが勝った。
次に試合をした一年生チームは二年生チームに負けたが、別におかしいことはない。
普通にここの二年生が強いのだ。
前も言った通り当時一年生だった先輩方は、創立一年も経っていないのにインターハイ都予選決勝リーグまでいってる。
確かその時、有名な選手がいた…気がするんだけど。
木吉鉄平、とかいう人。やめてしまったのだろうか。
そして全ミニゲームが終わるのと同時に部活も終わった。
自主的に得点板や道具を片づけている途中、横から突然声をかけられる。
「お疲れ様です山梨さん」
「うおあ、黒子か…黒子こそお疲れー。すごい活躍してたじゃん、皆黒子のパスに驚いてて面白かったわ」
思い出してふっと鼻で笑えば、そうですか、とだけ返される。
そんな黒子にじゃ、と手をひらりと振って私はそのまま道具を倉庫へ片づけに行った。
片づけが終わり、倉庫から出るとそこには二人で話している相田先輩と日向先輩がいて、私がいることに気づいた相田先輩はぱっと明るい笑顔を浮かべ近寄ってきた。
「山梨さん片づけありがとうね〜！いつのまにかやってもらっちゃって…」
「いえ別に」
「あとさ、ちょっと聞きたいんだけど…山梨さんってどこ中出身なんだっけ？」
笑顔から真剣な顔へ変わり、ずいっと近づいてきた顔に思わず反射で一歩後ろに下がる。
な、なんだ…。アンタどこ中〜〜？？が今から行われるのか？
「…帝光です、ケド」
「だと思った！！」
おずおずと答えればそう指を鳴らす先輩。
な、なんでそう思ったのかなぁ…？
も、もしかして布団被っているマネがいるとか噂があって、私だってバレたとか！？
別に黒歴史だとは思わないけど、できれば人に知られたくないと言うか…ねぇ？
「あぇー何で…ですか？」
「だって、黒子君の影の薄さに驚いていなかったし、さっきも話してたし…仲いいなって思ったのよ。
それでその、黒子君って…もしかしてキセキの世代の幻の6人目、とか呼ばれてたり…？」
「してました」
「よね！？」
大変興奮した様子の先輩にとりあえずマスク下で固い笑みを浮かべておく。
そんな私に気付いたのか、背後にいた日向先輩が落ち着け、と相田先輩の肩を叩いた。
「ごめんな山梨さん、もう帰っていいから」
「あぁ、はい。お疲れ様でーす」
二人にぺこりと頭を下げ帰路へつく。
…うん、バレてはないな。
.
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しゅる(プロフ) - はぁぁぁ！！！テツくんも主ちゃんの応援にはニヤついちゃうよねぇぇ！！もしや主ちゃんってキセキ+αにモテる…？ (4月12日 0時) (
レス) @page28 id: 9269892d89 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - しゅるさん» もしかしてキセリョの幼馴染みを見てくれていた方ですかね！？ こちらの作品も見て下さりありがとうございます〜！絵も文も全く成長してないんですけど、そう言ってくれると嬉しいです…笑 ぼちぼち更新していきまーす！！ (10月17日 1時) (レス) id: 3d31480182 (このIDを非表示/違反報告)
しゅる(プロフ) - こたきんぐさん！！！お久しぶりです！！今更ながら見ました！！(遅い)やっぱり最高ですね！！！そして絵がうますぎる！！いろいろニヤニヤしながら見てます！((( (10月14日 13時) (レス) @page21 id: 9269892d89 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - 天使長さん» 嬉しいお言葉ばかり…！ありがとうございます！自分のペースになりますが頑張っていきたいと思います！ (8月21日 20時) (レス) id: 3d31480182 (このIDを非表示/違反報告)
天使長(プロフ) - シリーズ1作品目から愛読してます！号泣したり、爆笑したり、とにかく文才が素晴らしいなぁと思ってます！あと絵も神レベルで尊敬しかないです！無理せず更新頑張ってください！待ってます！ (8月19日 9時) (レス) @page4 id: a49e61df0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こたきんぐ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時：2023年8月6日 12時
