これって・・・・・・。 ページ1
私、立花彩。
超☆天才の男の子たちと探偵チームを作ってるんだ。
そんな、毎日が充実していたある日の放課後。
いつものように一人でかえっていたときのこと。
歩道の前方に上杉君が見えた。
「あ、うえす・・・・・・」
最後まで言えなかったのは、上杉君がある“女の子”と一緒にいたから。
あの、超女嫌いの上杉君が! 女の子と一緒に歩いてる!?
しかも、滅多に見せないような微笑みを浮かべ、その子と談笑している。
なんだろう。胸がもやもやする。
別に上杉君が誰と話そうが、どんなこと仲良くしていようが、私には関係ないはずなのに・・・・・・・。
そういえば、何かの本にこんな気持ちが書かれていたた気がする。
家でその本を探してみよう。
結局上杉君には声をかけないまま帰路についた。
「ただいまー」
「お姉ちゃん、お帰りなさい!」
そう言って、妹の奈子が駆け寄ってくる。
「今日ねー、智クンがね・・・・・・」
奈子には、もう智クンというボーイフレンドがいる。
いつもならその子の話を聞くと焦るんだけど、今日は何故かすっと聞き流すことができた。
手を洗い、うがいをし、自室へ行く。
私は知らない人が触った本を読むことがすごく嫌だから、気になった本は買うようにしてるの。
潔癖性ってたまに言われるけど、私にとってはこれが普通。
だから、さっき気になった本も部屋にあるはず。
そう思って探し始める。
1時間くらい経ったとき。
「・・・・・・あった!!」
やっと見つけた。
本の題名は・・・・・・HoneyWorksの『スキキキイ』
・・・・・・え?『スキキライ』?
思い出した。
この本を買ったとき、私はまだ恋がなんなのかよくしらなくて、レンとリンの恋も、リンのミクへの嫉妬も分からなかったんだ。
ということは、私のこの気持ちって、
・・・・・・・上杉君への、“恋”、と、あの女の子への、“嫉妬”!?
私が、恋!?
余計にもやもやした気持ちを抱え込みながら、ふと窓の外を見た。
そこには、憎たらしいほど綺麗な月が輝いていた。
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スヤ子 - ですよね!!上杉君カッコ良さすぎます! (2018年8月22日 15時) (レス) id: f867ce50cd (このIDを非表示/違反報告)
monamie(プロフ) - スヤ子さん» 返信遅くなってすみません(;ω;`*) 他の作品も読んで頂けたのですか!?ありがとうございます!!!上杉くん、格好良すぎません!?あれは惚れます笑 (2018年8月22日 14時) (レス) id: 56daecd428 (このIDを非表示/違反報告)
スヤ子 - モナミ★さんの他の作品もすごく面白かったです!モナミ★さんは上杉推しなんですね!私も上杉君が好きです! (2018年8月17日 12時) (レス) id: f867ce50cd (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - 私も上杉くん推しです!これからの投稿も楽しみにしてます!無理せず頑張ってください! (2018年8月15日 21時) (レス) id: 46af052148 (このIDを非表示/違反報告)
monamie(プロフ) - スヤ子さん» ありがとうございます!!(´;ω;`)悲恋か(上彩推しにとって)ハッピーエンドにするか迷ってんですよね……ありがとうございます!頑張ります!! (2018年8月10日 0時) (レス) id: 56daecd428 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モナミ★ | 作成日時:2017年5月22日 16時