#5 いや、意識はしてないけど。 ページ5
「さっきからなに!!!」
私が叫んだのには理由がある。
・・・・と思う。
カノ「え!?いきなりなに?!」
はぁ。。。大変。
カノを意識してしまう。
二人きりでアジトに取り残されてまだ1週間なのだが、
慣れない生活で、どうしても意識してしまう現象。
だから、カノも私を意識している気がしてならないのだ。
「もういい...別に何でもないよ…」
カノ「なんでもないのにあんなに怒鳴られる僕って」
チラリとカノを見てみると、ふつうに落ち込んでいた。
焦った私は、
「いっっ、いやあ、二人きりだとなんとなく居心地悪くてさぁ」
などと余計なことを口走ってしまう。
カノ「うっ」
もっと顔を歪ませるカノを見て、私はもっと焦る。
「ちっ、違うって!言葉が悪かった!
なかなかこんな機会なかったから、
楽しいなぁってだけだよ!!」
どう考えても苦しい言い訳だが、カノの顔は意外にも明るくなった。
カノ「なになに、惚れたの?w」
「励まそうとするんじゃなかった…変な方向に行く」
カノ「なぁんだ、励まそうとしてくれてたんだw」
始まった。ドSスイッチが入ってしまったようだ。
「ちょっとS、変な勘違いしてる暇あるなら風呂磨いてきてよ」
割と本気で面倒くさいのだ、こうなると。
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狐モナカ - 頼むからこんなに面白い作品を三日坊主で放置しないてくれぇえぇぇぇってかくださぁいぃぃぃ (2017年2月13日 22時) (レス) id: 98a2dc6c8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃわこん紬 | 作成日時:2015年8月20日 22時