五条悟の最強師匠【呪術廻戦】

■人命救助急上昇 ページ16

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『大丈夫ですか？』


「は、はい…」



只今山奥。久々の人命救助に気合を入れていた。今度は間に合って良かったと安心した。



足を怪我してしまったらしいからこの人を背中に山道を降りる。



ハイキングに来たら変な建物を見つけて好奇心で入ったら呪霊の生得領域に巻き込まれてしまったらしい。



そいつ自体は俺的には雑魚だったから良かった。



『他に痛い所はありますか？』


「いえ…本当にありがとうございます」


『いえいえ』



下まで長い道を背負って降りるのは流石に一苦労した。重いってわけじゃないけどこんな長い山道は流石に疲れる。



補助監督さんに彼女を病院に送ってもらい、俺はタクった。



後日、丁寧に高専にはお菓子が届いた。クッキーだ。よく俺が高専生ってわかったなあの人…ま、大方この制服で検索すればだいたいわかるだろうけど。



『綺麗な字、書くんだな』



包装紙を雑に破いて一つ口に入れる。旨い。これ悟にも持ってこう。






『…はい。わかりやしたー…あい…わかってますってぇ』



一方的に切ってやる。多分電話越しでギャーギャー騒いでんだろうけど無視する。



家のやつからの電話。そろそろ顔出しに帰って来いってさ。



どうせ長ったらしい話を聞かされるんだろうな。説教よ。



「あの！」


『…はい？』


「この前助けて貰った…」


『…あぁ』



あぁ、と声を漏らせばその人は嬉しそうに笑った。



「マミー！急に走り出してどうし…わお。イケメン」


『ありがとう』


「この人どちら様？」



前助けたマミちゃん？の友達らしき人は元気な方だなぁとラムネを口にした。

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