【暗殺教室】月を見上げて。【裏切り】【赤羽業】

月の欠片がよっつ。 ページ7

翔side







なのにー









桜)『どーせ、箸蔵さんに頼まれたんでしょ。』








こんなにはっきり物を言う性格の娘が、“あの”義姉さんに「気が弱い」と錯覚させるなんて、相当な事だ。









桜)『あ、下僕ってあんたの事か。』









きっと、クラスの人のほとんどが彼女の本当の姿に気づいていないのだろう。








これは本当に＿









翔)「俺さ、あんたの事＿＿








…本気で気に入っちゃったかも。」








この言葉は、彼女にも予想外だったみたいだ。








目が点になってる。








そりゃそうだろう。俺だって心外なんだから。









まさか標的をオトそうと思ってこうなるとは。









桜)『はぁ？あんたホント頭狂ってんじゃない？』








翔)「かもね。まっ、とにかく一緒に来てよ。」









今度は無理矢理引っ張る。







まぁ、無理矢理って言っても周りから見ればカップルに見えるように。








桜)『(ﾎﾞｿｯ)あー、道中で手荒なことしたくないんだけど。』








この呟きが聞こえた瞬間、悪寒が走る。







…まさか！









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