【暗殺教室】月を見上げて。【裏切り】【赤羽業】

月の欠片がみっつ。 ページ6

翔side









はっきりいって、俺は振られたことは無い。









こういう誘いの時は。









女なんて優しく笑って語りかければすぐオチる。←わあ、凄い偏見(⊙ꇴ⊙)









…今まで例外なんて誰一人としていなかった。









桜)『ごめんなさい。』









そう、“今まで”は。









翔)「…え？」









驚きが、隠せない。









義姉から聞いた話だと、俺はこのコの元彼･業って奴に似てるらしい。









…やはり、好きな人の面影があると駄目なのだろうか。









まぁ、例えそうだとしても、気が弱い娘だとも聞いている。









だからあともう一押し＿









翔)「…じゃあ、さ。家まで送るよ。」









今回の俺への指令は＿









［周りの人にカップルの様に見られる事。]









つまり、一緒に行動し、仲良さげにいればいい。









最初の「何か奢る」という提案から「家まで送る」という提案にまで引き下がったから、気の弱い娘に断られる理由は＿＿＿









桜)『…あー、もうめんどくさい。ね、誰の命令？何でこんなことすんの？目的は？』








…ない、はずだった。









ましてや、暗殺者である俺の演技が見破られるなんて事＿＿…あるはずがない。









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