【暗殺教室】月を見上げて。【裏切り】【赤羽業】

月の欠片がふたつ。 ページ5

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カッカッカッ









もう、全てに絶望した。









また世界がモノクロだ。









…この間までは7色に輝いていたというのに。









あっという間だった。









そう、物思いにふけっていたころ。









ドンッ









桜)『っ…』








誰かとぶつかった。









？「あっ、ごめんね。」









このっ、声…！？








業に、そっくり…









顔を上げると…








？「…あとさ、お礼にと言ってはなんだけどおごらせてくれない？」








嘘、な、んで…？








髪色は違えど、なんでこんなにそっくりなの…？







？「君のこと気に入っちゃった。ねぇ、この後一緒にどう？」








そう言うと、一般受けがいいであろうイケメンスマイルで私に笑いかける。








嫌、辞めて…








その顔で、その声で、笑いかけないでっ…









そっと、腕を掴まれて引き寄せられる。









？「ねぇ、一緒にどう？」









…これが、例え戻って来た“彼”だとしても答えなんて決まってる。









今の「私」の、









答えは…









桜)『＿＿＿＿＿＿＿＿。』









＿＿＿＿＿以外になんて、存在しない。









もう、以前の“私”では無いのだから。









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