【暗殺教室】月を見上げて。【裏切り】【赤羽業】

月の欠片がにじゅうご。 ページ28

業side









ー[か…る、ま…]









…さっきから、ずっと頭が痛い。









･








なんで、あの時俺を助けたの？









･







なんで、傷つくかもしれないのに不良達を倒したの？









･









なんで、あんなに強いの…？









･








…ずっと、頭の中を無数のなんでが埋め尽くす。









･









…いくら考えても、答えなんて出る訳がない。









本人じゃないんだから。









ただ、何をするかもわからず、ぼーっと歩いていた。









そしたら自動販売機見つけて。









ピッピッ







ガコンガコンッ









…何故か、いちご煮オレを二つ買った。









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ー[あー、ずるい！！もう、いちご煮オレ、業の奢りね！！]









･









ー[わかりましたよ、彼女様。じゃ、俺も飲むから二つね。]









…これは、いつ、誰との会話？









…希は、いちご煮オレなんて、甘ったるくて飲めないと言っていた。









彼女？









この会話の相手は、誰？









そんな時。









桜)『あっれー？赤羽君じゃん。』









俺の“彼女”を傷つけた、“アイツ”が、いちご煮オレを飲みながら、微笑んだ。









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