【暗殺教室】月を見上げて。【裏切り】【赤羽業】

月の欠片がにじゅうさん。 ページ26

･









イ)「…あのね、桜。別にそれを知ってどうこうしよう、とか言うわけじゃないの。ただ…」









イリーナは私の目をまっすぐ見据えて言う。









イ)「苦しんでないかしら、って。貴女も。…マセガキも。」









…業が？









イ)「知ってる？誰がここまで運んでくれたか。…あのマセガキがここまで運んで来たのよ。


…私は得意の分野が潜入暗殺だから、ガキの作り笑いなんて嫌でもわかる。あの笑顔は偽物だった。」









でも、それのどこが苦しんでるの…？








イ)「…でも、本気で貴女を心配していたわ。



…最も、マセガキにも理由はわからないみたいで困惑していたけれど。




ただ、あのマセガキが簡単に心が動くとは思えない。




ねぇ、桜。…一体何があったの？」









…曇のない目。






…だめだ、こんな目で言われたら…









･






桜『…イリーナ、今から言う事は、誰にも言わないで。』







･









…言うしか、無いじゃんか…！









そうして、私はイリーナに全てを話した。









でも…









桜)『私は、皆を信じたい。…いつか、気づいてくれるって。…だから、誰にも言わないで。』









私は、私の信念を貫くー。









･

月の欠片がにじゅうよん。→←月の欠片がにじゅうに。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す