【暗殺教室】月を見上げて。【裏切り】【赤羽業】

月の欠片がじゅうはち。 ページ21

･







…私たちはどこかの廃屋のようなとこに着いた。




不)「ここなら騒いでも誰も来ねーな。遊ぶんならギャラリーが多い方が良いだろ。今友達に招集かけてるからよ。

ちゃーんと記念撮影の準備もな。

楽しもうぜ、台無しをよ。」








ぎゃははは







不良達は、私達から一旦離れた。







茅)「…神崎さん、そういえばちょっと意外。さっきの写真、真面目な神崎さんもああいう時期あったんだね。」








有希子…



その話を聞きながら、私は自分の縄を解こうと手を動かす。







神)「……うん。うちは父親が厳しくてね。良い学歴、良い職業、良い肩書ばかり求めてくるの。そんな肩書生活から離れたくて、名門の制服も脱ぎたくて、知ってる人がいない所で格好も変えて遊んでたの。


……バカだよね。遊んだ結果が「エンドのE組」。もう、自分の居場所がわからないよ。」






そしたら、いつの間いたのか不良が話だす。







不)「俺等と同類になりゃいーんだよ。俺等もよ、肩書とか死ね！って主義でさ。

エリートぶってる奴等を台無しにしてよ。
…なんてーか自然体にもどしてやる？みたいな。
良いスーツ着てるサラリーマンには…女使って痴漢の罪を着せてやったし、勝ち組みてーな強そうな女には…こんな風にさらってよ、心と体に２度と消えない傷を刻んだり。


俺等、そういう教育(ｱｿﾋﾞ)沢山してきたからよ、台無しの伝道師って読んでくれよ。」





茅)「(ﾎﾞｿｯ)…さいってー。」






グアシッ






カエデっ…！！









･

月の欠片がじゅうく。→←月の欠片がじゅうなな。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す