【暗殺教室】月を見上げて。【裏切り】【赤羽業】

月の欠片がじゅうさん。 ページ16

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「＿＿＿＿きなさい。ねえ桜、起きて。」









…いつの間にか、寝ていたみたいだった。









桜)『…イリーナ、起こしてくれてありがと。』








イ)「お礼を言われるような事じゃ無いわ。…ほら、行ってきなさい。」









桜)「ん。ありがと。」









そう言って私は班の皆がいる所へ。








…みんな、先生にバレたくないんだろう。








先生がいる所では、仲良さげに話す。








例えば。








矢)「もー、ホント殺せんせーは困るよね、桜ー。」







とか。








岡)「すぐグロッキーになっちゃって。桜はどう思う？」









…とか。









自然でいて自然じゃない。









そんな感じ。









…疲れるったらありゃしない。









ただこの人だけは









業)「渚君ー、もう行こうよ。」









私について、触れない。









…わかってたけどさ。









ズキッ








茅)「桜、行こっか。」






桜『ん。』







カエデが、気を使ってくれる。








だから私も笑顔で答えなきゃね。









…“私”が“私”じゃなくなる日は、そう遠く無いのかもしれない。









…改めて、そう感じた。









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