座ってるだけも飽きてきた ページ8
『あ、お兄さん後ろ…(ボソッ)』
すぐそこまで来たテロリストにバレないように
腕を下げて隠す
「てめぇはなんなんだようるせぇな…………」
テロリストに声をかけられ震えながら後ろを振り向いたシンタロー
「おいおい震えてんじゃねぇか……」
主犯格はシンタローの髪を掴んでそのまま乱暴に持ち上げた
「さっきの威勢はどうしたよ!!?ああ!!!??」
此方からは表情は見えないが、まだ震えている様子はわかる
「ずいぶん貧弱そうだしよぉ…普段外にもでてねぇんじゃねぇのか!?」
煩いテロリストの声と笑いに苛立ちを感じるが
キド達の作戦を潰さないためにも動くわけにも行かない
キド達がテレビに手をかけ、タイミングを待って此方の様子を見始めた時
シンタローがテロリストに叫んだ
シン「お前みたいなクソ野郎こそ一生牢屋に引きこもってろよ!!!」
テレビをキド達が落とすとほぼ同時に、カノが笑った
カノ「やっぱ君面白いよ……!最高」
倒れたテレビの音に混ざり、テロリストには聞こえなかったようだが
シンタローには聞こえたらしく、少し身動ぐ様子が見えた
すぐに下のスピーカーが倒れる様子に、人質やテロリストに困惑と緊張が走る
テロリストはシンタローを放って意識を周囲に向けた
ドサッ
「うっ」『ッと大丈夫ですか?』
近かったので何となく受け止めてみたが、尻餅を着く形になってしまった
……………
次でテロリスト達とはサヨナラです
長くてごめんなさい
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作者名:マホ | 作成日時:2013年4月12日 22時