殺して １８ ９６猫side ページ22
わしは、A達と別れてから、自分の家に向かった。
復讐…か…
まさか、あんなに優しいAが、復讐なんていうなんて。
でも、そんなに思うほどに、日々が辛かったんだろう。
そんなことを思っていると、いつの間にか家の前にいた。
無言で鍵を開け、中に入る。
わしは、Aの中学校のことしかしらない。
親の都合やなんやらで強制的に離された。
元気に楽しく暮らしてるかな…
そんなこと思ってたのに。
高校でもやられてるなんてね…
あ、そうだ、せっかくだし、中学校のころのことを、
教えてあげる。
Aとわしが、中学一年生、まぁ新入生の頃。
Aは可愛くて(今もかわええよ？)みんなから人気だった。
女子にも男子にも。
毎日友達に囲まれ、とても楽しそうだった。
…でも、ある日。
Aは、男の先輩に呼び出された。
「お、俺、Aちゃんが好きなんだっ…！」
Aは動揺した。
もちろん、告白されたということもあった。
だけど、その人は…
【友達の好きな人】
だった。
もちろんのこと、Aは告白を断った。
『ごめんなさい…私、まだそういうの、わからないので…』
次の日、いつもの様にクラスへ行った。
でも、いつもとは明らかにみんなの態度が変わっていた。
いつもは
「あっ！おはよう！」
と言ってくる女子も、こちらに目を向けながらひそひそと話す。
「うわぁ、友達の好きな人取っておいて、よく平気な顔で来れるよね」
「本当にね。マジサイテー」
嫌悪の表情を向けてくる人も多々いた。
その日から、Aのあの華やかな生活は一変した。
「おまえさぁ、友達の好きな人取るとか、とんだビッチだね！」
「男子の前ではかわい子ぶっちゃって。気持ち悪いんだけど！」
「あんたもなんか言ってあげなよ」
「【華音】」
華 「うっ、うっ、酷いよ…Aちゃん…応援するって、言ってたのに…
嘘だったの…？」
『ち、ちがっ、私はなにもっ！』
「何が違うわけ？先輩にまで色目使ってさ。しかも友達の好きな人とか、
性格悪すぎでしょ！」
『私は本当になにもしてない！あっちが言ってきただけで…』
華 「【あっちが言ってきただけで…】？」
華音は豹変した。
華 「なに言ってんの！？ふざけてんの！？
なに？「私はなにもしなくても友達の好きな人を落とせるの」とか
思ってるわけ！？」
『華音…ちゃん？』
華 「虐めてやる！今の私の気持ちよりも、もっと辛いこと、
沢山してやる！」
殺して １９ ９６猫side→←うん、まじごめん。…作品紹介なんです…
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どうぶつ(プロフ) - やばい!!!泣けた!!! (2018年8月3日 23時) (
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サクラ - とても良かったです！ (2018年7月27日 16時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
織姫 - 紅蓮さん» 返信がものすごく遅れてしまって、本当にごめんなさい！ありがとうございます！ (2018年7月4日 23時) (レス) id: 4778a94982 (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮 - 一話から見てて面白いです。頑張ってください！ (2018年6月8日 17時) (レス) id: fa1bbbe3ca (このIDを非表示/違反報告)
織姫 - 映月さん» 返信が遅れてしまい、申し訳ありません！ありがとうございます！！ (2018年5月11日 23時) (レス) id: df76df93db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：織姫 | 作成日時：2018年3月5日 19時
