被加虐被加虐愛執【ふらり火様リクエスト:被加虐シリーズ続編、首を締めながらキス】 ページ50
少し歪んだ大人向けのお話になります。
苦手な方はご注意ください。
※
ふと。目に止まった。白い首筋。
此処に、己の手形を付けたらどれだけ美しいだろう。
まだ、日が高い日中。
仕事の最中だというのに、中也は流華の首筋を眺めてぺろり、と舌なめずりをした。
※
その夜。
いつもの如く。二人寝室へとなだれ込む。
教えた通りに中也を求める従順な流華を褒めてやってから。
「今日は良い事を思いついたンだよ」
細い首を擽るように撫でる。
其れだけで、彼女は何が起こるか察したようにうっとりと目を細める。
中也はそんな反応に気を良くして。
ゆっくりと、流華の首に置いた手に力を込めた。
『ぁ…』
じわり、と締まる気道。
わざと血管を外し、気管支を親指で強く圧迫する。
痛みと苦痛に、流華の瞳が甘く煌く。
『中也…もっと、ください…』
「は…マゾヒストが」
乞われて、さらに力を籠める。
いよいよ酸素が足りないのだろう。
魚のように。唇が音もなく。はくはく、と開閉を繰り返す。
その様が堪らなく蠱惑的で。
引き寄せられるように、唇を合わせる。
『ん…』
ぬるり、と舌を口内に潜り込ませる。
酸欠で力が入らないのか、顎をつぅ、と唾液が伝う。
それすら官能的で。もっと、もっと欲しいと思ってしまう。
だが、これ以上は流華が死んで仕舞う。
仕方なしに手を離してやると、急激な酸素供給に流華が大きく噎せ返った。
その首には。理想通り。くっきり中也の手形が刻まれている。
「やっぱり、綺麗だなァ」
肩で息をしながら、言葉の真意を探るように流華が中也を見上げる。
彼女の髪を掴むように、姿見まで引きずっていく。
『あ』
流華は己の首に触れ。そして嬉しそうに笑んで。中也に手を伸ばす。
彼は其れを受けて、彼女の唇を貪る。
そっと。再び指先で振れる首筋。流華は喜んで其れを受け入れた。
――――
リクエストを頂きました。
ふらり火様誠にありがとうございます!
このようなモノでよろしかったでしょうか?
可能であれば感想をお願いいたします。
2016年12月5日ちょこ
この小説の続きへ→←大正浪漫舞踏予行【青紫様リクエスト:大正浪漫喫茶店逢瀬続編、舞踏会】
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ちょこ(プロフ) - パピルスさん» お待たせしました!先刻其の11にてアップ完了いたしましたのでご確認お願い致します。 (2017年10月29日 22時) (レス) id: 25228574eb (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - パピルスさん» お久しぶりです!!お返事遅くなり申し訳ありません!!(;´・ω・)リクエスト誠にありがとうございます!!10/27-29日頃アップにて書かせて頂きます!少々お待ちくださいませ! (2017年10月26日 0時) (レス) id: 25228574eb (このIDを非表示/違反報告)
パピルス - 記憶の雨の続編をリクエスト宜しいでしょうか。何年か過ぎて生まれ変わった2人を書いて頂きたいです!記憶は全くないけど何処か知っているような感じで惹かれ合うお話を書いて頂きたいです!お願いします(人´∀`*) (2017年10月23日 23時) (レス) id: 8aa7434c54 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - 黒鶫文佳さん» お待たせいたしました!!其の7にてアップさせて頂きました!ご確認よろしくお願いいたします! (2016年12月9日 18時) (レス) id: be59381d22 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - ふうかさん» お待たせいたしました!先刻其の7にてアップ完了致しましたのでご確認くださいませ! (2016年12月8日 23時) (レス) id: 2bc1ed36c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちょこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/koro0311ko1/
作成日時:2016年10月28日 21時