夏までに青春するって言ったけどできなかったから冬までに延長する。

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待ちに待った水曜日。



１２時駅前集合なので私は１０時にアラームによって起こされた。




洗顔、スキンケア、朝ごはん、歯磨き、服着替え、お化粧、髪の毛のセット、鞄の用意。


全てが終わったのは１１時半。



そっから私は家を出て駅へ向かった。





もう１１時５５分。

タピオカが楽しみすぎて、かれこれもう５分前には到着。






そのとき田中から電話がきた。




「もしもーし」




タピオカのおかげでご機嫌な声を出すことができた。



スマホの向こうで、田中の寝起きっぽい鼻声っぽい低い声がして、少しドキッとした。ちょっとね！！






…けど絶対的な嫌な予感。いや予感というか多分的中なこと。






樹『ごめ、今起きた』




ですよね。






「…だろうね。」







ドキッとしたの撤回。


なんでこいつこんなに遊ぶ時とか集合時間めっちゃ遅れるの？？







樹『ごめんまじで、秒で準備終わらせて行くわ。』



「十分以内に来なかったら帰るからね？」







田中の焦ったような返事が聞こえてため息。

ちょっと不機嫌で電話を切ると、私はスマホに目を落とした。









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