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第21話…柾 ページ22

「…〜♪」

鼻唄をしながら、リズムに乗せて野菜を切る。
グツグツと鍋の煮込まれていく音。
そろそろ、トリガラスープも出来るだろう。
夜ご飯には間に合うはずだ。
そんな僕の姿は、僕に見えていないはず。
…だって、管理人さんの姿をしてるんだから…。

そうなったのは、昨日のこと。
何かあったときの為に電話番号を教えていた僕は何故か、いきなり君影荘に呼び出された。

「お、来たね柾」

「…何の用ですか…?」

「なに、簡単なことよ。…明日の夜ご飯の料理、作ってくれない?」

「…えっ?」

「あぁ、うん、全てを話すよ…」

その時に話されたのは、管理人さんは料理が出来ないと言うこと。…それだけ。
つまり僕に料理の全部を押し付けられた、ということ。…苦手ってわけじゃなかったから、良いって言ったけど…。

それで、少しだけカッコつけたいからと言って、能力を使って管理人さんの姿になれって…。
…あまりに強く言われたから、断れなかった…。

「お皿は…っと…」

昨日、少しだけ仕込んで、お昼前に来て、やっと終わるところだ。
本当は天体観測場に行きたかった。
…まぁ、夜にゆっくり見れば良いよね…。

「…〜♪」

別の曲を鼻唄で唄う。
リズムに乗せて、さっき切ってた人参とキャベツとタマネギをいれる。


良い匂いが、近くを漂った。

第22話…ヴィヴィ→←第20話…零、ヴィヴィ


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設定タグ:募集企画 , 君影荘日誌   
作品ジャンル:その他, オリジナル作品
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期末テスト前日8時半に寝る系女子暁。(プロフ) - 玲さん» どういたまして← (2016年5月7日 0時) (レス) id: 23b879a935 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 期末テスト前日8時半に寝る系女子暁。さん» ありがとうございました。 (2016年5月7日 0時) (レス) id: 34dd7aa040 (このIDを非表示/違反報告)
期末テスト前日8時半に寝る系女子暁。(プロフ) - 玲さん» 締め切ってると思いますよ…?、まぁ締め切ってなかったとしても過疎ってますし。 (2016年5月7日 0時) (レス) id: 23b879a935 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - これってもう締め切りましたか? (2016年5月7日 0時) (レス) id: 34dd7aa040 (このIDを非表示/違反報告)
暁@友達が少ない(プロフ) - ……?何故私のトコの作品の一部が変更され…;;(まあいいか(( (2015年12月24日 17時) (レス) id: 68eb77cdd0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:君影荘の住人たち | 作者ホームページ:   
作成日時:2015年11月29日 23時

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