【歌い手】この街の塾は歌い手 さんで溢れている

31時間目 ページ40

そらるさんのの授業もタブレット使ったし、
天月さんの授業も使った。
うらさかの授業も使ったし
授業改革でも起ってるんかな。

まぁ、いいや。楽しいし←

春期講習はテスト以外全部タブレットになるらしい。
宿題がテキストとプリントで出るみたいな感じ。あと、次回のテスト練習だわさ。

あと、3日だーー！春期講習は少なめみたいだなぁ。


にしても、春休みは暇だな。
遊ぶ相手もいないし、遊ぶとしたらあいつらになるけどあいつらと遊ぶのはいややなぁ。

もう、いやどころの話じゃない。断固拒否だわ。


振り返りたくもない過去の話なんて終わりにして寝よ。



母「朝！起きろ！」
貴方「痛った！、おはよぉ〜。」

お母さんの起こし方雑。
私敷布団で寝てるんだけど思いっきり敷布団をひっこ抜かれて思いっきり床に頭を打つっていう…。
せめて、掛け布団と毛布を取り上げて欲しかった。

ていうか、その前に優しい言葉のひとつも掛けれないのかね。

そんな、母の娘と思うと娘は悲しいぞ←

朝ごはんを食べていたら唐突にお母さんが

母「今日は買い物に行くよ」
貴方「無理無理。いやいや。だって私だよ!?」
母「いくらなんでも引きこもりすぎ。お父さんだったらなんて言うか。あっ…。」
貴方「お父さんの名前を出さないでよ！！！」
テーブルを強く叩いて席を立つ。

もう、やだ。
乱雑に置かれている靴の中から私のを適当に履く。
かかとが潰れていたって構わない。
穴が空いていたって構わない。
とにかく離れたくて、、

走る。走る。どこまでも走る。どこに行くわけでもなく走る。

現実から離れたくて、でもそんなうまくいくはずなくて、

夜の6時に家に帰りました←

しょうがないじゃん！お腹すいたんだもん！

母「おかえり。良かった。無事で本当によかった」
貴方「うん。ただいま。」

それ以上のことは何も話さなかった。
夜ご飯の時も塾の話とか当たり障りのない芸能人の話とか他愛もない世間話とかすらも。

そう。太田家にとって父親の話は最大のタブー

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ラッキー歌い手さん(敬称略)

ウォルピスカーター

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